ＣＬＡＮＮＡＤ

　 　まず、音楽について語ります。
　結婚編に入る前から、私が好きだった音楽は「渚」でした。もう、旋律がなんとも言えず好きで 「うわぁー、この音楽好きだなー」なんて思っていたのですが。
　ご存知小さなてのひらは、もう！もう、さいっこー！としかいえない出来。旋律もメロディも 歌詞も、なにもかも素晴らしい、最高傑作です。私の中では鳥の詩を越えました。あまりにもエンディングと、 今までの二人の歴史にマッチングした歌詞が、私の心にジャストミートっすよ！！


　さて、シナリオに入りますと。なんと言っても全体のストーリーが、公式サイトの紹介の「町の物語」という 設定にあっていたのが感動でした。

　最初は「なんで町？坂で出会うのに？舞台は学校よね？」と思っていたのですが…町＝家族…ある意味突拍子も無いと言うか、 小さな田舎の商店街じゃないとそんなこと思いもしないと思うのに…なぜかとても説得力のあるというか…それまで 歩んできた歴史や、人とのふれあいが本当にリアルで（特に仕事のやりとりが本当にリアルでした…）学生時代の 人と人との結びつきが、なんとも言えず、感動しました…
　二人のラブラブ新婚生活が、また嬉しかったです！なんかすっごく大変だけど、おままごとっぽくて幸せで… えっちしーんが必要だったんじゃないでしょうか、このためだけにも！！ってわけにも行かないのかな。 これだけプラスディスク出て欲しいなー。ただ、本当に幸せな日々がいつまでも、いつまでも続いて… だからこそ辛かった。いつか必ず辛いことが来ると判っていたから。幸せなままでは終わらないだろうから。 この日々がいつまでもいつまでも続いて欲しくて…その幸せな時間が怖くて…そんなとこまでがリアルで悲しかった。

　残念だったのがよく言われていますが、おそらく渚を殺すためだけに、自宅出産を選択したこと。あれはもう、 展開上しかたないんだろうけど…もうちょっとなんとかならんかったのかと…今までがリアルだっただけにがっかりでした。 　あと、がっかりしたのは渚が死んだ後の汐への対応ですね。…あんたあれだけ父親きらっとったのに、 あの父親と同じになってどないすんじゃ！と。主人公なだけに、かなりがっかりしましたね…

　幻想世界の謎は今もわかりませんが。私はあの最後の女の子は汐だと思っています。ただ、幻想世界がいったいなんなのかは… 正直、ＯＮＥと同じく「そういうもん」だと捕らえてます。

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