誰彼

　雫、痕の再来かと噂された誰彼（たそがれと読みます） のレビューです。
　舞台は現代。その時代に戦中に作られ、不老不死を手に入れた 強化兵、蝉丸が５０年の眠りから覚まされた。一体誰が？何の目的で？ そして同じ強化兵が自分に襲ってくる。 襲われている現場に居た少女、月代（つくよ）と夕霧（ゆうき）に倒れたところを 助けられ、家に招待される。そこに待っていたのは ５０年前複製された、複製身、蝉丸だった。老蝉丸協力のもと、他の強化兵の動きを探り、真相を探る…という話です。

＜出会い＞ＬＥＡＦのＨＰでしょうか、存在を知ったのは。ホワイトアルバムと 同じ人が作画していて、結構好きだったので印象に残ってます。その後いろんなレビューを読むと、 かなり酷評されているので気になってはいました。

＜説明＞　基本は普通のビジュアルノベルです。まあ、本家ですし。 違いは要所要所に入ったアニメーションです。チップを使っている新しいタイプだそうで、ダウンロードするときに directＸだったかをダウンロードしますか？と聞かれました。その他、途中でどこかが光ったらスペースかクリック！ とかいわれました。ミニーゲームっぽいのかな？緊張感は出ました。
セーブ数は少ないですが、もともとシナリオが多くないので十分だと思います。その他キーボード操作は ほぼ完備でしょう。初めてキーボードでしましたが、便利なものですね。あと珍しいことに バグがありません。いい感じです。

＜感想＞　かなり噂だったアニメーションは、私、フラッシュだと思いましたよ。 なんか、そんな感じ。別にたいしたことないです。なんで立ってる間、人のからだが上下に動くんでしょう。息があがってるんですか？ まあ、状況がわかりやすくていいと思います。同じ顔ずっと見てるよりは動いててくれたほうがね。 状況説明わざわざするよりもいいと思います。
シナリオ名はすごく好きです。きれいです。紅い絆とか。 それ以外でも、話はとりあえず蝉丸はかっこいいと思いました。ただ状況説明がいまいち…。結局どうなの？っていうのとか たくさんありましたし。シナリオとシナリオのつながりがわからない。あるシナリオではこの人が黒幕で あるシナリオではこの人が黒幕。で、この人とこの人は繋がってたの？とかね。 また、５０年間経ってるにもかかわらず、蝉丸も 周りの人も適応力ありすぎ。もうちょっといぶかしがろうよ、と思った。
設定的にありきたりですがおもしろいです。なんていうかあっさりしすぎですが。え、これで終わり？っていうのがたくさん。 もっと引っ張ればいいのになー。
　えっちシーンはなんていうか感動。久々に見たよ、えっちシーンへの意向がそんなに不自然じゃないのって。 ってこれで感心するのは間違ってるんですが。まあ、なんていうか、密度も濃厚な感じで自然でよかったです。 ただ蝉丸の声が「グオオー」とか吼えてたので「獣（けもの）かお前らは」と突っ込みいれてしまいましたが。 　いい作品だと思いますが「もう少しがんばりましょう」ですね。

ネタばれ感想

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