かまいたちの夜２　〜監獄島のわらべ唄〜

　あるとき主人公、透(名前自由）に招待状が 届いた。その招待状には「ある洋館を別荘に購入したので招待したい。我孫子武丸」と書かれている。我孫子武丸、とはかつて「かまいたちの夜」という ゲームのシナリオを書いた人間だ。そしてそのかまいたちの夜のシナリオは、かつて主人公がヒロイン真理（名前自由） とペンションに旅行に行った夜を明らかにモデルに、平和だったあの夜を陰惨に殺人で彩ったゲームだった。
　いぶかしく思うが、自分の想い人真理にも招待状が届いていることで、行く気になり、招待されていないかのペンションの オーナでもあり、真理の叔父でもある小林さんと、監獄島へと向かう。そこで起こる様々な事件。貴方はその謎を 解き明かす事が出来るか！

＜出会い＞　１がおもしろかったので、是非２もやってみたくて。どちらかと言うと 狙いはギャグでしたが。とりあえず中古屋で安かったのでゲット。

＜説明＞　かまいたちの夜とほぼ一緒です。推理する場面が選択式になってるくらいですかね。 （文字入力もありますが）たまーにランダムでエンディングが変わる箇所もあったりしますし、ちょっとだけ チャートがややこしくなってます。

＜感想＞ 　うーん、申し訳ないけど、基本シナリオわらべ唄編の事件はおそまつでした。かまいたちの夜より 怖くないのね。それでいて、推理も非常に簡単で、そのくせ逆にトリックは奇想天外すぎる。
　むしろ真骨頂はそのあとのストーリー。これが非常に凝っていて、おどろおどろしかったです。気持ち悪い。 ホラー…なのかな？奇伝物、といいますか…ただ「かまいたちの夜」の続編を求めている人は、 奇伝物は求めていないと思うので、どちらかというと弟切草に近いかも。 非常に気色悪かったです。
　私はギャグを求めてたのですが、前回に適う笑いはあまりなかったかな。
　ラブテスターという、二人で出来るノベルは面白かったけど、飽きも早いような気もするし。
　結論、良質ソフトではありますが、「かまいたちの夜」の続編ではないです。むしろ弟切草と足して２で割った 感じ。推理には期待しない方がいい。おどろおどろしいシナリオ、本能の恐怖より、良く考えて怖くなる、理性の 恐怖を求めている方にお勧めです。
　逆に気持ち悪いのが嫌い、あと怖いのが大嫌い、という方はやらない方がいいでしょう。

ネタバレ感想

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