ONEの小説について感想


   ムービックから出てるONE〜輝く季節へ〜の小説の感想です。ちなみに作者は館山緑さんで、全4巻です。
 はい、ここでお気づきになられたでしょうか。この小説は、4冊しかないのです。ついでに 一冊につき1ヒロイン。一冊目は瑞佳、二冊目は茜、三冊目はみさき、四冊目は留美。つまり繭と澪の話は 出てきません。(ちょっとだけおまけとして出てきますけれども。)私は澪も繭も好きなのでがっかりでした。 あと二冊出してくれたらなあ・・・

 では長所。このゲームのラストは「永遠の世界」へ行く事。それによっての別れ。それは全て同じです。ですが、この小説では その同じ事を違う形で表現してあって、それがまた凄く上手いと思います。
 またゲーム上では判らなかったヒロインの心の動きがゆっくりとわかります。そのキャラの過去なんかが丁寧に 書いてあってより感情移入が出来ます。むしろ浩平が主人公と言うよりも、ヒロイン達が主人公だと言えるかもしれません。
 一番秀逸なのが茜。ゲーム上ではまったくと言っていいほど出てこなかった、消えてしまった幼馴染「司」の存在が 明らかになっています。どうして司は消えてしまったのか。そのとき茜はどう思ったのか。
 みさき先輩もそうですね。目が見えなくなったときのこと。そして、浩平が消えてしまった後のことが ゲームより詳しく、判りやすく書いてあってああ、こうなんだ、とよりせつなさ爆発(ゲームが違います。)
 短所…といわれると思いつかない事もないのですが、やはり人数の欠如が一番痛いと思います、はい。あと二冊、あと二冊 あればよかったのになあ…繭と澪…好きなのに哀しいです。

 ゲームに凄く忠実で、なおかつとても細かく丁寧に書かれています。ゲーム内容の補完のためや、 布教用に一冊いかがでしょうか?

ONEのネタばれ感想。

ONEのキャラ別感想。


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