2004年1月上旬の空の樹観察日記


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2004/1/10     帰省日記ラスト。

 そんなわけで1/4編です。
 前回までのあらすじ。 正月帰省残り一日になったまさよしは、仲間を得、さまざまな困難を乗り越え、 ようやく指定された場所まで辿り着く事ができた。…そこで、まさよしたちを待ち受けていた出来事とは!!!

 とりあえず待ち合わせ場所に着いたんで、まさよしはロッカーに荷物を入れたかったんですよ。すっごく 不思議なんですけど、帰省のさい、要らない本を持って帰った以上、荷物は軽くなってないといけないはずなのに、 鞄からかかる負荷はいったいなんなんでしょうね?これは世界7大不思議に数えてもおかしくないはずです。
 …まぁにーちゃんいわく
にーちゃん:「雑炊の元と炒め物の元を買いまくるからいけないんです」
私:「失礼な!雑炊の元は10個だけだし、炒め物のもとはたった6個ですよ!!」
 …はたかれました。まあ、そんなわけでロッカーに向かう途中、背中にどすっと衝撃。
あさぎ:「まーさよしさーん」
 あさぎさんにタックルされました。…ああ、正月にも絵衣奈におんなじことされたなぁ…私の背中って そんなに無防備なのかしら…
 すぐ後ろでにーちゃんがKkjetさんの攻撃を避け、とにもかくにも無事合流。鞄をロッカーにつっこんだあと、私は とあるものをリュックから取り出しました。
私:「これ、Kkjetさんにあげる」
 にっこり笑って差し出した缶。それはこれです。(携帯のカメラで撮った上、拡大してるんで見辛いと思うんですが。
熊コーラ 熊コーラ

 …ちなみにコーラです。見た目で想像つかないと思うんですが。何つー雄雄しい熊・・・・何故コーラ缶に「 熊出没注意」…
 いや、お姉ちゃんの彼氏がね、北海道に行ってきたらしく蟹とかくれたんですが(しかしおばあちゃんちの蟹と比べると 劣るな、やっぱ)その他におねえちゃんが「北海道にしかないもの買ってきて」と言ったらしくそのリクエストに答えて 買ってきたコーラーらしいです。そんで
姉:「いる?あげるよ?二本あるし。なんか他にも北海道にしかないラーメンとかしこたま貰ったし」
私:「いや、コーラー好きだけど、いいや(笑)」
姉:「ごっつまずいらしいけどな、このコーラ。そんなもんかってくんな、つーの。」
私:「…やっぱ貰うわ。」
 そう、最初からネタになりそうな人にあげようと貰ったこのコーラ。身近なKkjetさんにあげるか、みんなきてKOIKOIのKOI2 様にさしあげるか迷ったんですが、…KOI2様は既に見た事あるだろうと判断して、差し上げました。
 ちなみにおねえちゃんの彼氏はいい人だ。いくらくれたし(大好物。)
 Kkjetさんの微妙な笑顔は忘れない。飲んだら感想を是非聞かせて下さい、Kkjetさん。

 そんなこんなありまして、今日の目的地は晴明神社。毎年正月にこの四人で初詣(今年、これで四回目 だけどな、初詣。)行くのですが…なんだっけ?八坂、地主神社(&清水)に続いて三回目でしたっけ? Kkjetさんのご推薦です。安倍晴明は別に興味はないが、晴明神社はきいたことすらない神社だったので、 ちょっと興味アリ。とりあえずバスに乗って晴明神社へ向かう。遠い遠いと言われてたので覚悟してましたが、 それほどでもなかったです。
 道中話題になったのは、Kkjetさんの進路変更。なんだか声優をめざすとか。 良い声なので合っているとは思うのだが。(しかしとてもいい『悪役声』なのだが)一個人としては頑張って欲しいと 心から思いますが、あさぎさんの友人としては微妙な所だ。だがまぁ本人の人生だしな。なんにせよやりたいこと やるのが一番だろうなぁ。しかし大学…もったいないなぁ、とも思います。

 晴明神社は思ったよりこじんまりとしていてびっくりしました。映画が上映されていた頃なら何十倍の人が来たんでしょうが、 今はそれほど人も居なく、綺麗に整理されている感じでした(しかし都会の真ん中で樹もなく、どっちかというと テーマパークみたいな印象でした。神秘的ではないかな、新しかったし。)
 おまいりをして、晴明さまの活躍が書いてある絵?を見る。…この道順?ってひと思いっきり悪役なんですけど、 実際はどうなんでしょうね?
 大体30分もかからなかったので、せっかくだから一条戻り橋、という橋も見てきました。なにやら死んだ人が 一瞬だけ生き返り、息子に言葉を託す事ができた橋だとか。神秘的ですが、実際あったら怖いですね。 しかし見たところ、別にふつーーーーーーーーの橋でした。横に案内看板があったくらいで。
 その案内看板、日本語の横に英語があるんですが、賢い男性二人が(あさぎさんも賢いですが、英語は苦手な人なので) 英語を読んで楽しんでました。なにやら日本語では「鬼女」なところが英語では「ゴブリン」と表現されているとか。 …いたずらされそうだな。


 そこからバスに乗り、四条のほうへ。昼はギョーザが食べたいとのKkjetさんのリクエストでラーメン屋へ。 うろうろした結果、あさぎさんの導きにより、非常にマイナーなところにある天下一品に行きました。この時11時ごろ だったでしょうか?
 小さいお店だったのであいてるかなーとドアを開けた所・・・恐ろしいほど空いてやがる…というか、一人もいないんですが、 実はまずいですか?この店?
 まぁ実際はそんなこともなく、普通でした。ただ単に開店当初だったんだろうと思われる。そういえば関東はラーメン屋さんに 「餃子のたれ」はなく、しょうゆと酢とラー油がおいてあるんですが、関西はほぼ必ず餃子のたれが用意されてます。不思議な違い。
 その天下一品の近くに「THE LOCKUP」という監獄風居酒屋を発見して、私が前々から行きたい!と思っていたところだったので、 夜はここをリクエスト。無事承諾。楽しみ。

 その後、ナムコワンダータワーをうろつき、以前ぼろぼろになって死んだルパンのガンシューティング発見。あさぎさんと 二人で張り切ってチャレンジ!!以前「どうやってクリアすんねん!」と言ったMission2を無事クリアしてご満悦。 わーい。その後はぼろぼろでした。又チャレンジしたい。どうやら私がルパン(1P)であさぎさんが次元(2P)のほうが 向いているみたい。私命中率悪いので、数で勝負。(ルパンは一度に打てる弾数が7、次元は6だが威力が若干強い)
 その後太鼓の達人を四人でそれぞれしたり、コスプレのところを覗くだけ覗いたり、スライムをすくうゲーム( おかしシャベルですくう奴のスライムバージョン)で、Kkjetさんに青いスライム2個と透明なスライム1個取って貰い ご機嫌。
 そして、ちょっとすることがなくなったのでカラオケに行きました。Kkjetさんは歌うまいです。にーちゃんも… 多分上手いほう。あさぎさんもそれなりに上手い。ちなみに私は音痴です。…ふふふもうどうでもいいのさ。
 私がまた「MY DEAR PIG」を歌ったり、Kkjetさんがさくらがついている曲を連続で歌ったり、 にーちゃんがサイモン&ガーファンクルメドレー歌ったり、あさぎさんが…何歌ったっけ?中島みゆきは歌ったよな、 TWO−MIXも歌ったよな。まぁそんな感じで2時間、びっくりするくらいあっという間に過ぎました。 え?もう時間?と思いましたもん。混んでるので延長できなかったので4時半ごろに追い出される。
 その後「どうするー」「どっか入るー」「でもおなかすいてないよねー」「でも混むだろうから 早々にどっか入ってゆっくりだべるのもいいかもー」「どこにするー?」という話をし、 私が「THE LOCK UP」を希望していた事(つーか、食べるようなもん、ないと思ってた)を思い出し、そこへ向かう。
 ・・・まだ準備中でした。とりあえず6時に予約しようと思ったんですが、「予約すると2時間制になりますし、 6時でしたらあいてますから大丈夫ですよー」と言われたので、予約はしませんでした。しかしいい感じの対応でした。
 仕方ないのであとはビリヤードくらいかと悩み、ちかくに「白バラ」という凄く有名なプロビリヤード選手が 趣味で経営しているお店があるらしくそこへ連れて行ってもらう。前から話だけ聞いて気になっていたので。

 …なんかすっごい「通」な店っぽくて、ビリヤード3回目(しかも最後にやったのは多分3年前)の私は ちょっとびびりますが、それなりにたしなんでらっしゃるKkjet氏とその彼女のあさぎさんは余裕っぽい。 実際キューの持ち方も忘れた私たちと違って、二人は持つ姿もどこか決まってます。
 来た当初、そのプロ選手はいらっしゃらなかったんですが、しばらくして登場され、懇切丁寧に教えていただく。 つーか物理の授業のようだった。ははは。私が打とうとするとつっこまれました。いやなんとなくで打つもので( しかも穴に入れようとか思わず「当たればいいや」とだけ思う人なんで。)でもやっぱり判りやすかったです。すげえ。
 最後、6時をちょっとすぎてたんですが、「3分だけ」と言われ、技を披露していただく。…凄い。布かぶせた 玉にぶつけて穴に落としたり、四方を隙間なく当てちゃいけない玉にかこませて、それにぶつけないように目標の 玉を穴に落としたり…プロと言うより…マジシャンだよ…


 そんな楽しい一時を終え、「THE LOCK UP」へ。暗い階段を下りると、くらーいほそーい道が続く。 …こわいよう。と、にーちゃんにしがみついていると、妙に足元がやわらかい。うぎゃーーー、と あさぎさんの悲鳴。…そして。
 いきなり樽からマネキン登場!!ここはお化け屋敷か!!!めっちゃびびりました。そしてそのあと、 ギロチン。「ここに手を突っ込んでください」
私:「いやー、こわいー絶対嫌!!」
あさぎさん:「Kkjetさん、頑張って!」
私:「お願いします。Kkjetさん!」
にーちゃん:「ささ、どうぞ。」
 と、三人でKkjetさんを人身御供にする。Kkjetさんもびびりながら手を突っ込んでくれましたが、何も起こらず扉が 開く。…そしてその向こうに待ち受けていたのは!!!!
 …ミニスカポリス。「ご来店ありがとうございます。初めてですか?」
私:「はい…」
店員:「どなたか一名、お手をお借りしてよろしいでしょうか?」
私:「はい。」
 といっておそるおそる私が手を出すと、がしゃり、と手錠がかけられてしまいました。
店員:「はい、ついにここに投獄されてしまいましたね。初犯のみなさま!それではこれから皆様の 牢獄に連行させていただきます。」
 といって私は手錠につながれたまま、私らは岩の牢獄へ投獄されました…もっともそこは残念ながら 鉄格子がなく(あるところもあった)ただの岩に囲まれた席でしたが。その席からは「前科一犯投獄します!」 だの、「常習犯投獄します!」だのにぎやかに聞こえます。
 とりあえず居酒屋なので注文。私は「アルカトゥラズからの脱出」にーちゃんは「人体実験パート2」を 注文。あさぎさんは普通の頼んでました。…Kkjetさんのは忘れたな。私のはヨーグルト味でおいしかったです。 にーちゃんのは試験管に色んな液体が入ってて、それを普通のおさけに入れて飲むと言う、頼んだ本人が 実験体、というお酒でした。
 お酒だけじゃなく食べ物も「兄貴の差し入れコロッケ」だの、「天国と地獄」だの「燃えろ!ちんちろりん焼き」だの、変なのが たくさんです。普通のもありますけれど。
 そのうちひとつ、天国と地獄は、おんなじ四つの肉巻きごぼうみたいなのがでてきます。が、そのうち一つがえらい辛い、 というやつです。店員さん(模範囚ってことで囚人服着てます)が「これが地獄用の水です」と置いてくる 徹底振り。とりあえずからいの苦手な私が、比較的得意なにーちゃんやKkjetさんに当たるよう祈りながらぐるぐるまわし、 止めます(ちなみに外見上の区別はまったくありません。席も暗いですし)。みんなでいっせーので食べると・・・ 普通においしかったです。あさぎさんも「あ、おいしー」と言ってます。顔色をうかがうとKkjetさんが、
Kkjet:「これっぽいけど…別にそれほどでもないですよ」
 とのコメント。ホッと一息。…と、おもいきや時間差で来たようでお水たくさん飲んでました。よかった当たらなくて。

 そして宴もたけなわになった頃。いきなりサイレンが鳴り始めました。
放送:「このロックアップに封印された妖怪が甦ったようです!」
 なぜ、妖怪!!?これが無実の罪で死んじゃった囚人の幽霊ならわかるのに?!
妖怪:「はっはっは、きさまらが楽しく過ごしているなど許せん!」
女妖怪:「わらわとて許せぬ!!」
 なぜ、わらわ!?いや、そんなことはいいんですが、親切に3分後に行くからトイレ済ませとけ、とのこと。しばらく待つと、 いきなり電気が切れる。
 そしてカベに(蛍光塗料かなんかで書かれてると思われる)骸骨が浮かび上がる。怖いような、笑えるような・・・そして 妖怪がなんか色々言いながら闊歩して、牢獄に顔を出しては襲い掛かろうとします。…これは正直怖かったです。 男どもは笑ってましたが、あさぎさんと二人、男にひっつかまって悲鳴あげてました。まぁ後半はちょっと余裕が出て、 怖いんだけど、悲鳴をあげるのが一種の娯楽なようなそんな感じ。暗くてこわかったので見えなかったんですが、 ジェイソンみたいなのだったかな?怖かったです。ただKkjetさん曰く、ぴこぴこハンマー持ってたらしいんですが。
 しばらくすると、何故か妖怪はミニスカポリスに逮捕され、封印されてました…何者だ、ミニスカポリス…

 そんな感じで、ちょっと高かったんですが、非常に楽しかったです。ご飯もおいしかったし。


 その後、もうちょっと飲みたりないということでバーへ行きました。アイリッシュバー…なのか?わからないんですけど。 ファーストフードみたいに、カウンターで注文してお金を払って商品を受け取るタイプのバーです。何回か行ってる結構 お気に入りのバーで、落ち着いて四人で飲んでいたんですが。
 …そこでKkjetさんがへまをしました。
 それは大晦日の晩の事です。お友達と二人で飲んでたとき、彼女がほしいと言う友達さんのためにKkjetさんは女の子に声をかけ、 そのまま女の子達の職場へ行き、年を越したとの事。
 …あさぎさん、怒ってます。つーか怒りのオーラが見えるんですけど。
 まぁ、ちょうどあさぎさんが彼氏(を含めた皆)に来年もよろしくメールを送った頃。その返事は次の日の朝まで帰ってこなかった らしいその頃。他の女の子と飲んでたと知ったら普通は怒りますわなぁ…
 まぁ、Kkjetさんにしたら、やましいことはないのでぽろっと口に出しちゃったんでしょうが、あさぎさん完全にへそまげてます。 怒髪天をつく、というような本気な怒り方じゃないんでしょうが、まぁ、むかついてます。
 わたしとにーちゃんは、あさぎさんの言い分もわかるが、Kkjetさんがそれほど悪いことをしたとも思えません。 友達の付き合いなんだろうし、お話してただけだろうし…なんで適当にフォローしながら あさぎさんに同意したり…まぁちょっと面白がってました。別れるほどのことでもないしね。それはあさぎさん的にも わかってるんだろうけど。しかし彼女に言うこっちゃないですぜ、Kkjetさん。あと個人的には私、ナンパ反対派。しかも 年越しの瞬間ってちょっとねえ。なだめられない微妙なかんじです。

 結局あさぎさんが臍まげたまま、場は解散。私らには普通に口聞いてくれましたが、Kkjetさんには最後まで話し ませんでした。Kkjetさん落ち込んでます。
私:「…あれはまずかったでしょう…」
Kkjetさん:「もうちょっと、信用されていると思ったんですけどね…」
 面白い事に、第三者じゃないと見えない事もあるのだなぁ、と思いました。この二人、思いっきり問題がすれ違ってます。
 あさぎさんはとにかく「女の子に声をかけたこと」が許せない。
 Kkjetさんは「何かするつもりで声をかけたわけではなく、結果なにもなかったんだから」ということらしいのです。
 …気持ちはわかりますが、あさぎさんにとって動機など、どうでもいいのですよ…でもそれが、まったくKkjetさんわかってない みたいで、あとであさぎさんに説明しても、それを理解してくれなくておかしかったです。理論対感情ってやつらしいっす
 まぁ、Kkjetさんは悪いことをしたわけじゃないと思いますが、まずいことをしたと思いますので、あやまっといたほうが いいと思います。
 しかし私が
私:「あさぎさんが男に声かけれてほいほい着いていったら、何もなかったって怒るんでしょう?」
Kkjetさん:「そりゃ男に乱暴されたら抵抗できませんし…」
私:「おんなじことしてても、その違いはすごく不公平だと思います。事実だけど、友達とものすごく気をつけて着いていっても やっぱり怒るんでしょうに…なんか男の身勝手なような気がするなぁ…」
Kkjet:「私に言わせればナンパについていく女なんて、どうでもいいんですけどね…」
私:「ならナンパするなと、あさぎさんでも言うでしょう。」
Kkjet:「いや、それは友達のために…」
 と、非常に落ち込んでいらっしゃいました。心配では在るのですが…ちょっと面白かったです。そんな深刻だとは思わないので。


 なんか非常に変った帰省になりました。まぁ、楽しかったです。まだこの時点で仲直りしてないようですが。まぁ、色々勉強に なりました。

 オチ。帰ったらまさか来るとは思ってなかった職場の郵便局の人から何人か年賀状が届いてました。ピンチ。あと、6日に 職場に行ったらちゃんと休み前に言ったにも関わらず、5日無断欠勤だと思われてました。それはそれで困るのですが、留守番電話 にもメッセージがないっつーことは、皆様「なんでこないのかなー」と放置ですか?…いいのか、それで…


 それでは長々とお付き合いありがとうございました。明日からはいつもの日記に戻ります。




2004/1/9     帰省日記四日目五日目。

 一気に行きます。まず1/2。
 今日は地元の友達と会う約束アリ…これの予定がなかなか決まらなくてなんぎしましたが、その本人の HPの日記を覗いたら、その日自体がない事にされていて笑えばいいのやら。
 さておき、ずっと置きっぱなしの自転車で近所の神社までしゃこしゃこ漕いだのですが、時間間隔をすっかり 忘れていて、待ち合わせ15分前に到着。早すぎかなぁ、と思ったらすぐいつも遅刻魔のあさぎさん登場。
「早いじゃん!」と妙に驚きましたがこれはチャンスとばかりに、あさぎさんに見せたかった同人誌を見せる。
 あさぎ:「こんないいものがあるんなら、私の分も買っといてくれればよかったのにー」
 とひじでつつかれるも、
 私:「いや、部数めっちゃすくなかったんよ。それに同人誌を見るの、家帰ってからだし…まぁ今見せたんで勘弁してくれ。」
 という正月早々あんま変らん(しかも久々にあったのに)挨拶から始まる。その後、ナカバルさん、知人、知人の  妹のイルカさん登場して、とりあえずお祈りへ。初詣三回目。
 知人:「私根性が欲しいんだけど、これは神頼みするもんじゃないよなぁ…」
 私:「運動したら?あ、でも31になると虹野さん出てくるんで気をつけて。」
 和稀:さん「すっごい辛いよね。もううっとうしいよね、虹野さん。」
 私:「出てきすぎよね。悪い子じゃないんだけど条件ゆるすぎて。」
 あさぎさん:「…何の話だ…」
 私:「ときメモ(笑)。」
 即座にゲームの話を振る私も私だが、それに即座に(しかもナチュラルに)乗ってくれる知人せんきゅう。
 その後神社の外でしばらくだべる。つーか待ち合わせが10時で、お参りが5分で終るような小さい神社なので。
 でだべり中にナカバルさんに本を借りる。「今布教中ー」らしい本は”ヴァナ・ディール滞在期”つまりFF11 の冒険日記でめっさ分厚い本でした。「次会う時に返してくれればいいよー」だそうで、小さい鞄に むりやりつめこむ。表紙の横にあるみずしなさんのコマが嬉しい。
 結局相談の結果、ちょっと早いけど近くの松屋にごはん食べにいくかということで決定。バイク二人(知人 姉妹)とちょっとだけ別行動で自転車部隊は松屋へ向かう。
 ついてまだ10時半。朝限定の定食と迷うけど、牛飯セットにする。うまうま。狂牛病?気にしない。他の人も あんまり気にしてないみたいだった。しかし若い娘(24は若くないだろうか?)が5人集まって 松屋って凄い。一番凄いのはだれも気にしてないどころが「安くてうまうまねー」と喜んでいる所か。
 食べ終わり、時間が空く。次の目的地は向かいのカラオケ屋なんですが、今11時。開くの12時。色々 考慮の結果、カラオケ屋の駐車場でだべる事にする。…あったかいっていいね。
 着メロの話やゲームの話し、アニメの話などひたすら話題途切れることなく一時間。カラオケボックスが開く。
 …このカラオケボックス。8つの機種が入っているので気に入ってたんですが、2つに減ってました。店員曰く 「ダムとハイパージョイがあれば全部網羅できるんで…」…せめてセガカラは残しておけよ!!私的に評価ががくんと 落ちました。次は別の店に行きたいです。
 しぶしぶ二つの機種で我慢する。とりあえず一番最初は皆知ってて明るい曲がよかろうと、「世界でひとつだけの花」を 私が歌う。しかしその次、知人がCOCCOの「Raining」でまったく意味なし。いい曲だと思うけどね。
 ちなみに歌うのは基本的に私、知人、あさぎさんの三人。イルカさんはたまに歌い、ナカバルさんは歌わない人。 …なのにカラオケに誘う極道な人間だと、我ながら思うよ。
 その後、最近CD借りたので同じくCOCCOの「My Dear Pig」などを歌ってみる。…イルカさんに 怖いと好評でした。すっごく可愛いメロディにのせて「愛している貴方を売ったりしないわ。私が血の一滴も 残さず食べてあげる」って言う曲なので。イルカさんの怖がり具合が気に入ったので今度また歌う事にする。
 そのあと皆でメドレー合戦をしたりして盛り上がる。「ハウス食品メドレー」で南の島のフローネがないのが 不満でした。ちなみにカラオケをしている間でもひたすら何かのきっかけをもって話しまくり、とても楽しい一時でしたが、 歌ってないナカバルさんが楽しかったかひたすら心配。というか隣に座ってたあさぎさん、ほっとかないで話そうよ!!( 私は遠い場所に座ってたので、はなすこともままならず…)
 12時から5時まで歌い、知人が他に用事があると言って解散しました。またしばらくお別れだなあ、と思いましたが、 友達にはまったく感慨がなかったようで(^^;)いや、いいんですけど。


 ついでに一月三日。
 唯一家でゆっくりしていた日。というか今回の帰省せわしなかったです。夏はゆっくりしよう。
 とりあえず昼過ぎに起きて、親と兄と三人でご飯。その後家に帰って本を読む。
 読んだ本の一冊目は「世界の中心で、愛を叫ぶ。」テレビで話題になってたので読んでみたかったのですが、買うほどでも なく、かと言ってここ図書館はちんまくて行く気がしないし、立ち読みして泣いたら恥ずかしいなーと思って聞いてみたら、 姉が買って今母の手にあったので、先に読ませてもらいました。
 感想は…思ったよりは泣かなかったかな?母曰く「まさよしの好きな江國香織さんの文章に似ている」とのことですし、 そんな気もしましたが、それよりは「夏の庭」(湯本香樹実)に近いイメージがありました。ぼろ泣きするということも なかったですが、ほろりときましたね。同じところで話題にあがってた「忘れ雪」も見てみたいです。
 ちなみにこの本と、それから知人が歌ったRaining(愛する人を失った女性の悲しさと狂気?を歌った歌) で、なんとなく「愛する人が死んだことについて考える」病が発生。たまに出る。結局いくら考えたってわからないのだけれど。 考えておけば、本当ににーちゃんを失ったとき、少しは冷静になれるかもしれないと思う。(でも冷静になって泣けないのは きっともっと辛いと思うけど)
 もう一つ読んだ本はナカバルさんに借りた「ヴァナ・ディール滞在記」でした。淡々としていましたし、「わらかそう!」 と思って書かれた文章じゃないのにどことなくおかしかったです。みずしなさんの四コマもおもしろかったし。読み応え 満点。
 で、ナカバルさんはFF11をやって欲しくてみせたんだろうけど、私個人的には「面白そうだけど面倒くさそうだから やりたくない」でした。いやだって接続からしてすっごい面倒くさそうだし、PSでやるならキーボードがいるみたいだし、 なによりもゲームで人付き合いするの、すっごく気を使いそうだ、わたし。絶対失礼なことしそうだしー。楽しそうなんだけど。 わざわざ買ってまでしたくないなぁ。いや、本は凄くおもしろかったです。あとあの分厚さで980円ってなにごと? 結局この本は重たいので家の引き出しに封印してきました。なんか汚しそうで怖かったんですが、にーちゃんに 怒られました。…誕生日プレゼントに買ってあげようか?


 そして、1月4日。とりあえず荷物をまとめて家を出ました。今日はあさぎさんとKkjetさんと4人で京都で遊ぶんですが、 そのまま新幹線に乗る予定なので。にーちゃんに車で迎えに来てもらい、にーちゃんちからにーちゃんの母親に車で駅まで 送って貰う。重かったので助かった。しかしその車の中でにーちゃんに母親(以下にー母)に言われたこと。
にー母:「それで御嬢さん、いつ結婚するの?いつまでもわがままで引き伸ばされても困るよ。」
 …私の結婚時期を、私が考慮すると言うのはわがままだったのか!!と思いながら笑って。
私:「いやぁ、私、にーちゃんから何も言われてないんで。別に結婚してもいいんですけどね、しましょうか?」
にーちゃん:「嘘つくんじゃありません。ちゃんと言いました。」
私:「言われてないよ?知らないもん。」
 …にー母はなにも言いませんでした。いいけど。別にもうどうでもいいよ、嫁に言ってもさー。書類が面倒くさいだけだ。


 電車に乗り、待ち合わせ場所に着きました。ここから長い一日が始まります。




2004/1/8     帰省日記三日目。

 正月早々寝坊した私ですが、無事、にーちゃんに車で送ってもらえて親が祖母の家に行く前にたどり着くことが できました。これでまにあわなかったらしゃれになんないし。あけましておめでとーと言いながら家に帰る。
私:「まだいかへんの?」
母:「あかねちゃんとか恵司(=兄。仮名)とかがまだやねん。ほんまぐずやねんから」などと言いながら 支度してる母を尻目に私が新年早々したこと。それは新聞を読む。
 いや、誤解している人は居ないでしょうが、別に私は社会派じゃない。ただ、年末にまたもや運試しに1枚だけ買った 年末ジャンボのチェックがしたかっただけなのです。
 チェックチェック。一番下から…はずれ…ち、300円当たってないや。
 そして結果。 私:「おかーさーん、3千円当たったー」
 いまんところ、100%で当たってるな私(笑)地味に。また夏も一枚だけ買おう。でも3300円→3000円ときたら 次は300円でその次から外れまくる気がするなぁ。
 なんだか正月から縁起がいい気がしてきました!(決まったのは年末。)いまだぐずぐずしている兄姉たちを なだめて出発。だいたい車で一時間弱の道のりです。昔は酔ったものだが最近は車酔いはそれほどでもなくなったか、 道が平坦なだけか無事におばあちゃんち(じーちゃんも叔父さんも健在なんですが、なぜかうちではおばあちゃんちと 呼ぶ。)に到着。・・・さあて、怒られるか。

 いちおうおばあちゃんに言われた時間くらいに着いたと言うのに、家の人間以外誰も居ない。あいかわらずアバウトな 家じゃな、きし家は。とりあえずあけましておめでとーございまーすと言いながら入ると、私の出現に びっくりされる。たしかに盆は帰らなかったですが、正月は帰りますよ、コミケないし(こら。) 叔父さんに東京はどうや(注:まさよしが住んでいるのは東京ではありませんが、関西人にとって東京近郊は東京 と呼ぶのです。)と聞かれましたので「あ、まーまーそれなりにー」とにーちゃん直伝灰色回答を返す。
 そうこうしているうちにばーちゃん登場。「なんで結婚せんのや。はよ結婚し」と怒られる。「あーまー、うん、 そのうちになー。うんお金もないしなー」とおばーちゃんの言う事に同意しながらも適当に流す。そんなに 怒られなくて済んだ。ほ。
 そうこうしているうちに、父の弟に当たる一家登場。ここの娘、つまり私の従姉妹の絵衣奈にはなぜか 妙に好かれている。私が妹が欲しくてよくかまってたせいなのか、あんまり子供を子供扱いしない私の 性分のせいか、はたまた絵衣奈のおもちゃで私がおもりとかそっちのけで全力で遊ぶせいか。とりあえず 私も絵衣奈が好きなので、楽しく相手をする。叔母さんには嫌われてるみたいなんだけどね。(あんま ろくな事言ってないしなぁ…)
 その後、私の従兄弟、きし家の長男の長男の直弥(仮名)一家登場。今のところの最年少=一家のお姫様奈月 も登場。一気に場が華やぐ。しかし奈月は泣き出したが。まぁ、いきなり知らん(半年前の 人間なんて三歳児には覚えられんだろうし)おっちゃんおばちゃんがこれだけたくさん居たらそりゃ怖いだろう。 ひとみしりもする時期だし。とりあえず持ってるおもちゃでなだめるながら、あんまりきにしないことにする。 ちなみにここの奥さんは私と同じ名前だったりする。(私は漢字でむこうさんはひらがななんだが。)呼ばれた時、 結構びびる。とりあえず来た人来た人に「東京(だから本当は違う)の暮らしはまぁぼちぼちなこと」を告げる。 あと「結婚はそのうち」な事も告げる。まぁ、こんだけですみゃ楽なもんよ。

 とりあえず集まった一同であけましておめでとうを土下座して言ったあと、男性陣は法事を開始。韓国の 風習で、正月は法事をします。まぁ先祖にごちそうを男がささげて、そのあと皆でそれを食べるのだ。準備は女性、つっても とりあえず大人(私は大人に入らない)がするんだが。法事中は適当にだべったりテレビを見たりしてます。 子供の頃は参加したが、土下座三回して、家長あたりが酒をついで先祖に捧げもって、それからじーちゃんが飲んで…とか してたような。日本の法事よりは楽。そのあとうまうまだし。
 法事が終わり、部屋からご馳走を運ぶ。鳥のまるやきとか、ごはんとかメロンとか梨、林檎とか、ゆで卵とかお菓子とか。 つまみ食い可。というかとりあえず一口は食べなきゃいかんらしい。私は毎年ゆで卵を塩で食します。
 そのあとそのごちそう+汁物と御節とその他色々で昼ごはん。今年も蟹が出ました。去年はうっかり おばあちゃんが間違えて1万5千円の蟹を買って皆でやけくそでおいしいと言って食べてたんですが、 今年は意図的に2万円の蟹だそうです。うまうま。つーかそればっかり食べてた。蟹味噌おいしー。韓国人にいや、きし家に生まれて 良かった…
 と、幸せにひたってたら姉が、
姉「…嫁に行きたくない…蟹食えなくなる…」
 と言ってました。ああ、私も心の底からそう思うよ!嫁行きたくない!蟹食ってたい!!あと鶏肉もやわらかくてジューシーでうまうま でした。幸せ。

 そのあと奈月の絵本を読んであげたり(聞いてなかったけどな、奈月)おもちゃで(私と絵衣奈が)遊んだり、 つーか私が全力で遊んでたんですが、そろそろ時間的に近所の北野天満宮へ行く時間です。皆で誘い合わせていこうとした時に、
「あけましておめでとー」
 と父の姉の一家が登場。というか私の叔母さん、父の姉だからもう56は越えてるんだし、孫もいるんだけど若いのよ!これが! いっぺん2年前「いくつ?」と聞いて「43」と答え、「ほー、そうなんだ」と心の底から騙されたら「まさよし、なんて いい子なの!」と言っておこずかい貰った事がありました。いや、まさよし本当に馬鹿なんで(汗)
 そこでまたあけましておめでとうをして、質問攻めにあい、相変らず「東京(だーかーらー)はぼちぼちで、 結婚はそのうち」と告げる。そこで叔母さんが一言。
叔母さん:「結婚はハワイでな、ぜひ押しかけるから!」
 …人の結婚を旅行のだしにせんで下さい。つーか金持ちなんだから(病院経営者。医者ではない)きっかけなんか なくてもハワイくらい行けるでしょうに…事実一年に一回は外国旅行してるじゃん…

 その後おばあちゃんに「列車代(買うんじゃないんだからさ、おばあちゃん)」といってお年玉を貰う。一応断ったけど 結局受け取る。たすかりました、おばあちゃん。

 そして親族みんなで北野天満宮へ。私は毎年のことながら、絵衣奈と会話しながら「学校はどうよ?」「今年は中学受験?」 などと言いながら歩く。最近の小学生はなかなか面白いよ。うん。
 北野天満宮はすっごい人なので、行きは屋台の裏を通る。昔はここでも見世物だの釣り場だのあって、父が「おおいたち(大きな 板に血を塗る)」に騙されたり、釣りにお年玉を全部つぎ込んだりしたそうだ。
 とりあえずおまいり。そしてくじ引き二回目。まぁまぁでした。ちなみに今年は暖かいので梅が咲いてました。
 帰りは屋台に寄る人とそのまま帰る人で別れる。私は絵馬を書く絵衣奈や裏通って帰る母を別れて一人でぶらぶら 屋台を見る事にする。
 一回ゲーム屋のくじ引きをして大はずれして、阪神の選手のプロマイドを当てる。…これ当たったのが巨人ファンだったら どうするんだか。この関西の地でも巨人ファンは普通にいるよ?結局他はたいやきを買って『うぐう』とか言いながら 帰ることにした。
 帰り道ではぐれた絵衣奈に後ろからタックルされてびっくりしながらも、一緒に帰る。今度は家族の話。小学六年生 になるのに家族が好きだといえる絵衣奈はいい子だと思った。反抗期はこれからか。
 帰り道で新しくできた「世界の下着屋」で「この店、下着が売ってるんだよね?」と聞かれてめっさ困るが、下手にごまかすのは 流儀じゃないので「これはなんつーか、大人が使う、いわゆるえっちな道具とかが売ってる店だから、絵衣奈は気にしない」と 言っておく。絵衣奈納得。まだ興味ないし、とのこと。まぁそうだろうな。

 そのあとはお菓子をくったりのんびりみんなの帰りを待つ。子供が買ってきた綿あめを分けてもらう。懐かしい味だ。そして 昼下がりに出て、家に帰りました。毎年恒例の、いい正月でした。好きだ、きし家。


2004/1/7     帰省日記二日目その二。

 なんだか友達が期待してるみたいなんで頑張って書いていきます。その前に七草粥作らなきゃ。

 そんなわけで紅白を見ておりました。ちなみに下に家族が集まるのがひさしぶりと書きましたが、これは 私と実兄が家を出ているせいというわけではなく、家族五人家に居た頃から、あまり全員が顔をあわせることは 在りませんでした(笑)別に仲が悪いわけでもなく、むしろ仲がいいほうだと思うのですが、個人主義なもんで、みんな 好き勝手行動してるんですよねー。そんな家族が大好きだ、うん。
 で、初詣。剱奈にーちゃんと近くの神社で二年参りするのは多分高校生(つまり8年程前?)からのお約束。 家族は「なにもこっちに帰ってきてまで虎王君(にーちゃんのハンドルは虎王剱奈だ。)と一緒におらんでも…」 と苦笑してましたし、実の所私もそう思いますが、まぁ恒例だし。
 で、毎年のお約束として待ち合わせ時間は「小林幸子が終ったら」だったんですが、今年小林幸子の順番は 結構早くにーちゃんから電話で「今蕎麦作ってるんで涙そうそうが終ってからでいいですか」「むしろ 望むところです」という会話があり、結構長いこと見られる。
 そして涙そうそうが終わり、にーちゃんからこれから行きますメールあり。私はかねてから準備してた靴のなかあてを 両面テープではっつけて準備。こうせんとずり上がってくるのだ。まぁ、「完璧!」と思ったら実は実兄の靴で、 泣く泣くはがし、自分のにはりなおしたら左右逆だった…というオチが哀しい。絶対やると思ったから最初は 注意してたのに…。
 しばらくすると電話。にーちゃんから。
剱奈:「今坂の下のコンビニにいるんですが。」
私:「はぁ…」
剱奈:「今どこに居ます?」
私:「家だけど?」
剱奈:「と言う事は私にこの坂を上がれと言うんですね。」
私:「あ、チャリなんだ。車かと思った。じゃあ待ってて行くから。」
剱奈:「はい。」
 そこで切り急いで準備。そこでふと気がつく。…二年参りのあと、にーちゃんちで仮眠して、そのまま比叡山の 初日の出を見るって言ってなかったか?急いで電話。
私:「にーちゃん?あのさ、チャリは困る。」
剱奈:「なんでー?」
私:「その後比叡山見にいくつもりじゃなかった?チャリで行くの?」
剱奈:「車乗っていきますよ、当然じゃないですか。」
私:「で、そのあと私、京都のおばーちゃんち行かなきゃいけないんですが、どうするの?一回帰れと?送ってくれるって 言ってたじゃん。」
剱奈:「送ってあげますよ。心配しなくても。」
私:「じゃあ、にーちゃんの家の私の自転車はどうしろと?正月早々親の車を途中で降りて、にーちゃんの 家に寄ってチャリしゃこしゃこ漕いで帰れと?」
剱奈:「…車のほうがいい?」
私:「うん、すごくいい。ってか困る。比叡山行かないならいいけど。」
剱奈:「わかった。」
 と言って切れる。どうやら急いでチャリを漕ぎ家に帰り、迎えに来てくれた頃には「世界で一つだけの花」が始まっていました。 …見れなかったけど、ラジオで聞けたからいいや。あんまり時間がなかったのでめずらしくにーちゃんは路駐して神社に 向かう。…この焚き火の側で新年を迎えるのも、もう何度目かな…
 そう浸っていると、恐らく女子高生の集団が私に写真をとってくれとせがみ、使い捨てカメラを4個も渡されました。いいんですけどね。 ただ、構えているとその内の一人が、私の真横に来て、PIECEマーク…これはやっぱり…とりあえず 「なんでやねん」と突っ込んでおきました。

 無事終わり、新年突入。とりあえずお参りの列に並ぶ。にーちゃんに恒例の質問。
私:「今年の抱負は?あ、『まっこと』とか『平成16年』とか『2004年』とか使うの禁止で。」
 そう、毎年毎年「まっこと2003年な年にしたいです」とかでごまかされていたので。
剱奈:「うう、…非常に申年な年にしたいです。」
私:「…申年な年ってどんなん…?」
剱奈:「…さあ?」
私:「わからんことは言うな。」
 とりあえずどつきながら待つ。周りの会話に耳を澄ましたり、友達にメールを送ったり…そうして順番がきて、今年の幸せを 祈りました。
 そうしてにーちゃんちに行く。ご両親がおきてらしたので新年の挨拶。親にちゃんと挨拶しろ!もう、お客さんじゃ ないんだから手伝え(何を?)と言われたので挨拶できてホッと一息。弟君のパソコンから更新。 すっごく苦労しましたが無事にできてちょっとホッとしました。
 おじさんに隣りがうるさいから気をつけて、と忠告を受けて、一階の今のコタツで6時まで眠ります。新しく買った携帯の スケジュールをセットしてめざましOK。当然にーちゃんもセット。

 …目が覚めたら8時。…どうやらこの携帯のアラームとかは音量が調節(ステップアップオンリー)できず、役に立たない ことが判明。(というか今考えたらスケジュールの方は一分で切れるんだからちゃんとスケジュールじゃなくて 目覚ましでかけりゃ良かったんだよ、二人とも。音量調節できないのは一緒だけど)
剱奈:「・・・どーする?」
私:「とりあえず、まだ間に合うから家まで送って。親にメールするし。」
 …新年早々、なんか嫌な感じだ。とてもいやな感じだ。とりあえず車に乗って家に帰りました。…あけまして、おめでとう ございます。(明日へ続く。)




2004/1/6     帰省日記二日目。

 目覚めたのは朝?の十時です。寝ぼけながら一階に降りる事自体が妙に懐かしいです。母は変わらず蒲団の中で 起き上がってテレビを見てます。
私:「おはよー」
 といいながら部屋に入ろうとすると、犬のハチに吼えられました。…相変らずこの部屋に入る人間は、例え父であろうとも 襲い掛かるのか、この狂犬は。…見た目は可愛いんだけどねえ…
 とりあえずしばらく部屋を片付けたあと、昼ごはんを食べに町へ急ぐ。…しかしさすが31日。どっこも開いてないんだ、 これが。結局近くのマイナーファミレスに入る。ここのスープバーは三種類あってどれもおいしい。好きだ。
 しかし私がいない間に、どうにも姉のドラマは進行していたようで、夏に聞いた彼氏とは仲良くしているらしいのですが、 実は以前結婚して、奥さんを亡くされ、今2歳の子供がいるとか。あと、従姉妹も絶対流産して生まれないと言われていた 子供が生まれたまでは良かったが、亡くされてしまったとか…なんか浦島太郎だ。
 缶チューハイが75円で売っていたのが羨ましく思いながらも、色んな大晦日の買い物をし、なんか ノスタルジーに浸りながら家に帰り部屋の片付け。そこににーちゃんからのメールがあり、 携帯を変えに家を出ました。というか迎えにきてもらったんですが。

 私はツーカーフォン関西なので、こっちでは変えられないのと、12月までの安売り葉書がきていたので、ぜひともこの12/31に 携帯を変えたかったので、いつも言っているツーカーステーションに行きました。
 …閉まってやがる。…この葉書に書いてある年中無休の文字はなんだ―――――――――――!
 だが、私はどーしても今日携帯を変えたかった。次の機会は夏になってしまう。もうこの一日一回充電しなきゃいけない携帯は 嫌だった。ので、市内のツーカーショップを探す。
 まず近くのニノミヤ。…ツーカーのみ新規オンリー。ちょっと遠くのスーパーの一角。…ドコモショップになってやがった。
 そして、ふと、駅前の大型スーパーの一階を提案。駅前なら開いてるかもとてくてく歩く。
 ・・・・よっしゃ勝利!!先客ありってことは、おんなじようなこと考える人がいるのねー。とりあえず思案の末、カメラつき 携帯に変える。なんかお店の人の進めで、壊れた事にして新機種に変更。こうすると値段は500円ほど高くなるが、アップグレード 期間がリセットされないのだ。いい店だ。くじ引きやって4等当てたし。
 色は可愛いブルーで嬉しい。カメラも幸せ。電卓が使えるのが(前は無かった)すっごい嬉しい。不便だったんだ、これ。 ただ、開け閉めするたびにぴろぴろ言うんですけど。(そもそも折りたたみやだったんですがこれしかなかった。)

 その後、100円ショップに行き、お気に入りの雑炊の元を10袋、スーパーに行ってお気に入りの炒め物の元を6袋購入。 いやあ、こっちじゃ売ってないのよ。ホクホクで帰宅。
 まぁその後は紅白見て、色々けちつけたりしたんですが、珍しく家族五人そろってなんだか嬉しい夜でした。 このあと出かけるのですが、その話はまた明日。



2004/1/5     ただいま帰りました。

 そんなわけで久々にパソコンにさわり、色んなHPを訪ね歩きました。いっぺんにたくさんの文章が読めると言うのは なんとも幸せでございます…あと、いつも自分が使ってたアクセス解析がなくなったので、別のにしてみました。

 そんなわけで、ここしばらく、帰省日記を書いていきたいと思います。

 12月30日
 日記を書いたあと、下の一日の日記を書き、かねてから計画していた、ログをフォルダに入れる計画を実行すべく、 ちきちきやって、フロッピーに移動。次の日のためにお風呂に入っておく。
 そして「そろそろ行こうー」という私の呼びかけを、にーちゃんは「うん、いこうねー」とか 言いながら、ずーとパソコンしていたせいで、かなりぎりぎりに出立。バスに乗るだけならいいんですが、お土産も買いたいし、 晩御飯も食べたいのです。
 しかし、にーちゃんはともかく、私の荷物が重い重い。まず冬の服が重いことと、「もうこの本いらないかなー」と思った本を 実家へ持って帰るためなのです。まあ、帰りには軽々になってる予定なので、頑張る。

 新宿駅に着き、周りを見渡してお土産を買う。なんかコンビニにたれパンダのみるくパイが売ってたからこれでいいや。 で、私の希望で立ち食い蕎麦屋でうどんを食す。ひさびさでうまうま。
 そこから新宿新南口だかなんだか、妙ーにややこしい(なにせホームを通らないとつけないのだ)出口まで 行く。急げ、あと10分だ!!
 コンビニでなんか買う?とか言いながら、結局ペットボトルのお茶だけ買って乗り込む。座席は後ろから2番目。希望が後ろだったので 嬉しい。前だとトイレが遠いのと、シートが下げずらい。しかし相変らず座席が熱い(下からの熱が伝わってくる。)冬はいいけど、 夏は地獄、と思いながら、コートと服を二枚脱ぎ、快適。
 出発。眠れるかなーと思っていましたが、消灯前の一時間で少し寝てしまう。…失敗、と思いきや、そこから7時間、ほぼ 爆睡!!一回目のサービスエリアの休憩は眼を覚ました(でも降りなかった)けど、二回目のサービスエリアは起きもしなかった くらい。すんごいすっきりしました。次もそうしよう。

 そして、31日の京都駅。とりあえずまだ始発前。空は暗く夜のよう。にーちゃんが、京都駅の郵便ポストに年賀状を 入れ(こっちの人ばかりだったので、30日の深夜に関東のポストに入れるよりはやそうだと思ったので)駅の 方へ向かう。意外と人がいる。おんなじようにきた人と、これからスキーに向かう人が多いかな?今年は暖冬のせいか、それほど 寒くなく、『身を切るような』寒さを覚悟してたんですが、ほっとしました。始発も思ったより早くきてくれてよかったです。
 最寄り駅。降りた瞬間思ったこと。
 「暗!!」
 いやだって、街灯もぽつんぽつんとしかないし、やってる店、目の前にあるコンビニくらいだし、だいたい人が私ら以外いないし …まぁ、考えてみればこっちの方が正常なんですが(でも街灯はもうちょっと増やした方が安全だと思う。)それにしても 久々でカルチャーショックでした。関東なんか、人が居ない時間がないってくらいなのに。とにもかくにも徒歩10分強の にーちゃんちまで歩く。車もたまーにしか通らず、まるでゴーストタウン。ラクーンシティなんじゃないだろうかと 思えるほど。
 ちょこちょこ裏道を通り、工事中の看板のせいで猫の道を通ったりして、にーちゃんちに着く。静寂を 切り裂く、大声の演歌。
 …相変らずおかしかった隣りの家が更におかしくなってるよ…
 演歌はどうやらラジオっぽい。そしてさんざんに鳴り響く目覚し時計。家中全ての部屋の電気が着き、それ以外にもなんか鳴ってる みたいですが。よく奇声とか聞こえてたんですが、まったく近所迷惑な。
 にーちゃんに車を出してもらい(にーちゃんの両親は睡眠中でした)車に乗って家に帰る。ちなみにその間10分ほど、 その騒音は消えませんでした。
 家に帰ると、犬の鳴き声…近所迷惑という立場では張ってるかも…まぁ、いいや。鍵を開けて入ると母が迎えてくれました。 父はもう仕事行ってましたが。
私:「ただいま、起こしてごめん。おはよ」
母:「いや、もう起きなあかん時間やったし。お帰り。」
 という会話を交わして二階に上がって就寝。(という名の二度寝)睡眠中に姉が、
姉:「かえっとったんやったら声かけてよ!」
私:「部屋入ったら起きてなかってんもん」
姉:「起きとったよ!」
私:「いや、寝とったしー」
姉:「まぁこれから出かけてくるしー。」
私:「うん、いってらっしゃーい(そして眠りの底へ)」

 そんな感じで移動は終りました。目覚めたのは10時でした。…明日へ続く。




2004/1/1     春風献上。

 それは、三人の小さな小さな掌から、吸い込まれるようにゆっくりとポワンの手に渡りました。最初から そこにあったかのように、すっぽりと。
 ポワンはにっこりと笑います。それは間違いなく、春を告げる美しい音色を放つものだったからです。
 ポワンはそっと唇を当て、高らかに音を鳴らしました。
 きらきらと、きらきらと花びらが降ってくるのが見えました。ゆっくりと草の芽が歌っています。
 それはまさに春の音。暖かな風を呼ぶ音。春の足音でした。長い長い冬が終わり、これから春がやってくるのです。


 今年はドラクエ5の年ですね。そんなわけでポワン様の春風のフルートに合わせて、皆々様に春を献上いたしたいと思います。

 春風献上。私のお気に入りの挨拶です。そんなわけで今年もよろしくお願いいたします。


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