では、全部のネタバレなど参ります。見てない方はできればそちらのほう、先にご覧ください。1から順番に 参ります。


 I、『黄金色の宝もの』
 アレフさんとローラ姫の話は7つの中で比較的悩んだお話でした。いかんせん、既に本編の方は語り尽くしていると 言ってもいいくらいなので。結局全て終了後のラブラブ話になりました。人は恋すると変わるんですね、ってことが 伝わればいいなぁ。でもアレフ君、ちょっと変わりすぎです(笑)道理でこっそりと冒険の書を隠したわけです。
 ローラさんは強い人です。多分、慣れない船や徒歩の旅は甘やかした足にものすごく辛かったと思います。それでも、 あの囚われていた生活に比べて天国と言って笑う強さがある人。ある意味、歴代ドラクエ女性の中で 1.2を争うくらい強い人かも…なんて思いながら書いておりました。どうでしょうか?


 II、『幻想の中で』
 5などではすっかりモンスターが人格を持っていることは当たり前なのですが、この世界では恐らく初、なのではないでしょうか? 人間に好意を持っているモンスターは。恐らく「モンスターは全て敵!」と短絡的に思っていたレオン君はショックだったのでは ないかなぁ、と思い考えた話です。さくさくできました。
 ふわふわとした花びらが降る中、固い決意を持つ三人という対比が気に入っております。しかし花好きだな。私。 いまだぼんやりとしたリィンと、相変らずマイペースに花びらを拾い続けるルーンも私的に「らしい」と気に入っている 作品。


 III、『伝説の向こう側』
 …このためだけにキャラクター作りましたよ、ええ。とは言っても勇者トゥールと僧侶の賢者サーシャ はなんとなーく形になってたので、他の二人ですね。セイとリュシアは本当にこの話を書こうと思うまで、存在もしなかった キャラです。トゥールとサーシャもこのために名前つけたし。ある意味一番手間がかかっている作品。
 もったいないのでキャラ紹介です。長編作れそうなほどのキャラクター設定作っちゃったのでここで紹介。 旅立ち時設定。

 1.トゥール。 勇者。16歳 男 。短い黒髪をつんつんに立てた髪型。目は青。 性格を強いてあげるなら正直者の男の子。自らの目標である父の志を継ぐ為、そしてなにより まだ生きているかもしれない父にあうため、幼い頃自らも勇者になることを決意。父がはじめて旅に出た16の時を もって出発。堅くない人。悲しみも喜びも素直に見せるひと。だけど、一度決めた決意はけっして翻さない強い男の子。 昔はとても泣き虫で『泣き虫トゥール』なんて呼ばれてた。でも泣きながらも泣いた原因からけっして逃げず、涙を 流しながら立ち向かうようなそんな子。第一人称は『僕』

 2.セイ。 盗賊。(のちに武闘家に転職)18歳 男 銀の髪に一度も日に当てた事がないような白い肌。 目は金。性格をあげるなら、いっぴきおおかみ。パーティーのなかで唯一アリアハン出身じゃない人。適当に流れ流れて ルイーダさんが美人だからちょっと長居してたらたままた運命の時にかち合った人。その場のノリと展開でたまたま 仲間入り。とりあえずの理由はサーシャが美人で好みのタイプだから。セイには綺麗な色の女性はとりあえず美人という 強い信念があったりなかったり。逆に黒髪の女は好みじゃないと公言。苦手なものは女性の甲高い声(怒鳴り声、 泣き声、嬌声)黒髪の人間(とくに女。)妹がいるらしいが、割と謎な人。第一人称は『俺』

 3.サーシャ。 僧侶(ダーマの神殿で賢者に転職)15歳(旅立ちの2ヶ月後16歳) 女 美しい青の目と おそろいのような青い、先がくるりと巻く癖を持った髪。そして絶世の美女と呼ばれる美しい容貌。その美しさはエルフすらも凌駕する。 それだけの美貌だとむしろ冷たくさえ見えそうだが、どこか憎めないのは本人の言動ゆえか。性格を強いて上げれば優しい人。 アリアハンの教会の神官を父に持ち、賢者の母を持っていたが、幼い頃襲われた 子供をかばい母死亡。ゆえに今回の旅の目的の一つは母のような賢者になること。もう一つは、幼い頃から町の英雄で あり、憧れであり、淡い初恋の相手(しかし逢ったことはない)オルデガを一目みたいと思って旅立ち。 トゥールを弟のように、リュシアを妹ように大切な友達だと思っている。セイはよく判らないし信用できないけど、 実力を持った人間だと思っている。なんでもはきはき言うけれど、母性を持ち合わせた僧侶の鑑ような女の子。第一人称は『私』

 4.リュシア。 魔法使い(リムルダームの悟りの書にて賢者に転職) 15歳(正確には旅立ち直後に15歳) 女  深い黒髪に黒曜石のような黒い大きな目。愛らしいを体現したような容姿。性格を強いてあげればひっこみじあん。 生後間もなくどこからかバシルーラでルイーダの酒場に送られてきた捨て子。それからルイーダが育ての母になる。 実はセイが息を飲むほどの魔法の才能を秘めている。ずっと「どこの誰かもわからない魔族の子」といじめられ、 人に意見を言うと言う事ができない。またそのいじめから守ってくれたトゥールのことを想っているし、 サーシャとは大切な友達。セイは自分をいじめるからちょっと苦手だけど悪い人じゃないと 想ってる。第一人称は『リュシア』

 5.ギーツ。 商人 17歳。道具屋のおやじの息子。茶の髪に茶の目。性格を上げるならお調子者。 というか自信家。自分は世界で一番いい男だと信じてやまないし、世界一の美女のサーシャは 自分に惚れてるから自分のものだと信じてる。自信に見合うだけの商才を持ち合わせているのが たちが悪い。父親の女癖がわるくて母親と離縁。トゥール、サーシャ、リュシアとは片親しか居ないということで一緒くたに 城で毎日一定時間預けられ、教育を受けていたりしたいわゆる幼馴染。もっともトゥールは「英雄の息子」ということで 気に入らないし、父がルイーダと再婚しようとしているのを邪魔しているリュシアはもっと気に入らない。( リュシアをいじめていたのはもっぱらこいつ)一緒に旅立って、サーシャにちょっかいをかけようとしたのを 止められたセイはむしろ宿敵。第一人称は『オレ』

 と、自分設定を披露…むしろ、お礼企画じゃなくなってきたな…まぁ、本編でもわかりにくいところもありましたでしょうが、 こういう設定があったから(というか、この企画のために設定を作ったのに、それを後で説明するとはどこか矛盾してますが・・・) という事でどうかご容赦お願いいたします。


 IV.『天頂にかかる星』実は一番苦労しました。うおおお!もう書くとこない!どこが空いてる?と悩んだ結果、 省略しまくったダンジョン、そしてあんまり登場しなかったルーシアさんに助けていただきました。ありがとう、ルーシアさん。 リュシアってつけた時にどこかで聞いたような、と思ったらルーシアさんですね。うむ、ちょっと失敗か。<
 ラグを勇者だと思う理由ルーシア編、といった所でしょうか。久々にこっちのラグを書けてなんだか懐かしかったです。 明るいようで、どこか翳りがある…今の皆さんならその理由はご存知ですね。…そしてそのラグが、どういう道を 歩むかも。


 V.『小さな二人の大冒険』本当は、主人公の話にしたかったのですが…書けませんでした。もう、好きすぎて、私の中で 主人公は「完璧」過ぎて、今の私には書けないのです。ああ、もう大好きだ。
 その主人公の名前は「カルア」私のどのゲームでも決められる名前はこの名前なんですが、一番最初にカルアと つけたのがこの5の主人公なので、私にとってこの人だけはどうしても「カルア」なのです。正式名称はカルアラース。そして アルト、セレナも5をはじめてプレイした時につけた名前です。アルトは音楽の音域の名前、セレナはセレナーデから 取りました。正式名称はそれプラス太陽神アポロンと月の女神ディアナ(とセレーナ)の神様の名前をもじりました。 子供の二人はなかなか可愛らしいと思っています。天空の武器の声が聞こえる、という設定をつけたかったので悩んで こんなお話になりました。色々初期と変わってしまいましたが、気にいっています。


 VI.『俺じゃないキミへ』6は絶対に長編に手を出さないような気がしたので、「一番おいしいところを書こう!」と ノリノリで書きました。すでにもう一人のエイルと会ったあとなのでいまいち表現できなかったんですが、 主人公エイルは私のキャラクターの中で一番猪突猛進な人。おきらく極楽、無謀無鉄砲なひと、という設定…「ま、いいか、 なんとかなる。」が口癖。
 本当は現実の主人公を「エイル」で、本編の主人公を「ジーク」という名前にしたかったのですが話の展開上 できず…残念。エイルは「エール(つまり応援)」でジークはジークフリート(北欧神話とかにでてくる英雄です)から取ったので。


 VII.『LastPiece』あら、なんかアルマリみたいだ。別にアルマリが書きたくて書いたわけじゃないのでちょっとびっくり。 とりあえず私が7をやって、一番印象に残ったところを書こうと思ったので。あそこにマリベルがいたら、自分の気持ちを 体現してくれたんじゃないかな、とちょっと残念に思っていました。マリベル、人気ないというか、 結構嫌っている人も多いみたいなんですけど私は好きです。そして、あの後味の悪いレブレザックの展開が、 結構好き(でも酷いと思う・・・)なので、こんな話になりました。


 そんなわけで、多分今まであんまりないような作品をお届けできた、と思うのですが(一つ一つは ありきたりですが、7つのオムニバスはめったにないかなーと)如何でしたでしょうか?本当にこんな所まで 読んで戴いて感謝の一言です。ちなみに、このオムニバスのタイトルは、そのまま「DRAGONQUEST」です。

 これからも、いろんなものを好き勝手書いていきたいと思います。 できれば愛想尽かさず変わらぬご愛顧、どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは、今までありがとうございます。言い尽くせぬ感謝の気持ちを、蒼夢は持っています。 支えてくださった皆々様、本当にありがとうございました。


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