銀色 〜完全版〜

 ねこねこソフトの色シリーズ(本当に そんな事言うか知らないけど)銀色です。
 どんな願いでもかなう銀色の糸。知ってか知らずかその銀の糸に運命を翻弄される主人公達。様々な 時代を越え、人を狂わしていく糸に巻き込まれた人たちのドラマを描いた作品です。

<出会い>ちょっと興味がある、みたいなことを言ったらば、 職場の先輩が貸して下さいました。ありがとうございます、N先輩。

<説明>ビジュアルノベル…つーか映画です。なんかそんな感じ。 実際映画を意識してるらしいですし。
 1章、2章、3章、4章、更なる章に分かれている中で選択肢を選んで話を進めていく…以外 ないです、本当に。
 特出すべき点は…オートモードがあって、選択肢の手前までクリックしなくても進んでいく ちう、本気で映画な機能がついてるのと、なぜか台詞が英語か日本語かを選べるくらいです。

<感想>ネタバレ無しで語るの、すっごく難しいんですが…
 一言で言うと映画のオムニバス。銀の糸、という題材を利用して別の話を書くという…
 なので、今までゲームしてきて一番「これゲーム?」と思いました。私は基本的に ゲーム性とかにこだわらないので、「これゲームじゃない」と言われたAIRでも気にせずプレイしましたが… ヒロインの選択まったくなし!ストーリーも基本的に終わるかバットエンドか。まあ、 ストーリー追ってりゃ私はいいんだけど…これ、小説でもいいやん?と本気で思った 初めてのゲームでした。それがいいか悪いかは置いておいてもね。
 もう一つそう思わせた理由は「主人公が定まっていない」と言うことでしょうか。これは 普通ノベルゲームの選択肢って、主人公が どう動くか、どうしゃべるかという選択だと思うのですよ。でもこのゲームの3章、 男側の行動の選択と、女側の行動の選択の選択肢があったのですよ。ちょっとびっくりしましたね。 てっきり男が主人公だと思ってたのに。え?と。
 つまり、これは本当にゲームではなく、オムニバスの映画なのだと認識した方がよいですね。それが 嫌いな人は避けたほうがいいのかと。

 あと、ストーリーの方なんですが…めちゃめちゃ素直です。話の展開が。 「○○はこうなんですよ」と言われて、(これってこうなんじゃないだろうな…) と思ったことがほぼ間違いなく実行されます。伏線、判りやすすぎです。話にひねりがほとんどないですね。 最後は、多少ありますけれども。まあ、これが長所か欠点かと言われると、どっちも、って感じです。
 ただ…ラストが「え?なんで?じゃあこれはどうなるのさ!理屈になってないぞ!」と思うことも多々ありまして。 そこらへん、どうにも煮え切らないものがあるのも事実です。あと泣けるし、感動出来る 話もあるのですが…めちゃめちゃ気分悪い話もあるのですね…救われないとか「なんでやねん!」とか、 結構多かったです。ここらへんがオムニバスの欠点でしょうかね。 話に当たり外れが大きかったような。意外とブルーでした。

 良い話だと思いますが、総合的に言うとゲームとして、ぎりぎり佳作、ストーリーとして ぎりぎり良作ってとこでしょうか。好きは好きです。 ですが人をものすごく選ぶゲームだと思いますゆえ、お気を付けください。

ネタばれ感想


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