加奈 〜いもうと〜

 涙と悲しみを巻き起こした ノベルゲームとして有名な、加奈 〜妹よ〜 です。
 ストーリーは、おさない頃、体が弱く、両親から猫かわいがりされている妹の加奈が、主人公である 藤堂隆道(名前変更不可)は憎かった。
 いじめてばかりいたあるおさない日、家族でピクニックへ行った。そんなとき、加奈が山で迷子になり… しぶしぶながらも助けに行き…命からがら助けた時、なぜだか妹がとても可愛く思えた。…そしてそんな加奈が 実は中学まで生きられないと宣告されたことを知る。それ以来加奈は自分にとって、守るべき大切な 妹になった。
 それでもなんとか高校生になった加奈。それを見守る平和な日々。そんなおり、小学生の頃、 辛い経験をした初恋の相手、夕美と出会う。かき乱される心情、そして…加奈の身体と心の変化。 平和だった時は今…変わろうとしている…

<説明> ノベルゲームです。特別なものは何もないです!あ、セーブする時に そのゲームでの状況が出るのはポイント高いです。あとセーブ数も多いのではないでしょうか。
 エンディングは6つ。知性的な選択に行くと知性ルート、 そうでないと別ルートと言う基本的に2通りのお話です。話は少ないですが魂をえぐります。

<感想> どうでもいいけど、妙に音楽が 止まったり、一拍をループしたりがあったのは何故?
 まあ、真面目にいくとして、絵だけを見るなら萌え絵じゃないです。渋いと言う感じ? 落せる対象とかってのもないです。はっきり言うと出てくる女の子は加奈と夕美の2人だけです。あと、なんでか 小学生のイベント絵が明らかに大人に変身してるんですけど…いつからミンキーモモになられたんでしょ?ってことが ままあった。文章も…上手い!というような文章があったわけじゃないんですけれど…

 ただ上手いな、と思ったのはサブキャラクターの使い方。 夕美もですが、特に伯母さんが凄くいい味出してます。強い。脆い人だからこそ、強くてしなやかで。だから私は知性ルートの方が 好きです。伯母さん、知性ルートにしか出てこないから。あ、何気ないアイテムっていうものの 使い方も凄く上手かったです。

 この話の最大のいいところはゲームだからと架空の世界に逃げてない事です。加奈は病気で内臓を 病んでます。しっかりとした病名が出てます。そのせいで成長は遅いし、めったに家にいれないし、遊べないし、ずっと寝てばかりで、 すぐ倒れます。その倒れ方も、他のゲームにありがちな「都合のいい」倒れ方じゃないんです。 はっきりいって残酷。もちろん、ドキュメンタリーとかには叶わないと思うのですけれど、 それでもなまの病気がここにある、といった感じです。それが強烈に来ます。もう涙腺に。精一杯生きてるから。
 逆に言うとなまっちょろい病気が好き、生々しいのは嫌いって人には向いてないです、このゲーム。楽しむ為の ゲームというよりは知るためのゲームだと私は思いました。ある意味、正しい意味での18禁かな。

 最後に私はやるとは思ってなかったんで、ネタバレ全部知ってまして…ゆえに感動がちょびっと薄れました。 もしもやる方がいるのなら、選択肢のみを書いてあるチャートを拾い、できればエンディング4→5→6→ 3→2→1の順でやることをお勧めしたいです。(まあ、3と2は逆でもOKです。)

ネタばれの感想


戻る TOPへ HPトップへ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送