弟切草

　サウンドのベルの発祥として知られる 弟切草PS移植です。最近映画や小説にもなりましたね。恋人奈美と車でデートから家に帰る途中の 公平（変更可）は途中の道で弟切草を見かける。その伝説を語った後、向うから車が来、慌ててよけたところで 電車が大破してしまった。その後、道を歩いて見つけた屋敷で主人公と奈美が見たものは―という ホラーです。もっともその後は話の展開が色々変わっていきます。

＜出会い＞　かまいたちの夜で味を占めたので暇つぶしに買いました。 怖がりなのに…

＜説明＞　サウンドのベルって言うくらいですし、操作は選択肢を選んで ボタンを押す、どこでもセーブができる、くらいです。
　選んだ選択肢によって話が変わっていきます。沢山の話があって、 全ての話しを読んだことは栞がついたり色が変わることによって知らせてくれます。
　かまいたちの夜は一本の枝から細かにわかれていきましたが、弟切草はあみだ式です。 最初から何個か始まりがあって選択肢によって行ったり来たりします。キーとなる選択肢を選んだ時点で 話が決まります（例外もあり）
　またエンディングを見たあとまた行ってみるとエンディングに選択肢が増えていて結末が変わります。 その後行ったらまた変わってく多重構造になっていて、真のエンディングを見るのはなかなか難しいです。 つまり難易度はちょっと高めだと思います

＜感想＞　怖かったです。怖がりなので。効果音とかも本当に怖いし、 話も面白く怖いと思います。ただ私はホラーよりも殺人とかの方が怖いのでかまいたちほどじゃなく、 一人でプレイする事も出来ました。（もっとも音量ゼロにして楽しい音楽かけながら怖いシーンになると 目を背けて…どこが一人で出来たのか。）
　ギャグもかまいたちの方が面白かったなあ・・・。
　あみだ式なので前後のつじつまが合わない事も多少ありました。たいていはキーポイントとなるシーンで 話が確定するんですけどたまに確定しない事があって、そうすると話として成り立たないことがあったので ノベルとしてはちょっとなあ、と思いました。
　かまいたちより話の幅が広くないのが難点。多分飽きも早いのではないかと。
　ただ、難易度は本当に高かったです。最後まで一人じゃ絶対たどり着けなかったです。ああ、ネットって便利。 また心理的な怖さ（深く考えると怖いって言う間接的？な怖さ）はこっちの方が上だったと思います
　やはり後から出たかまいたちと比べるのは間違っているとは思いますが、それでも今やっても怖いって言うのは すごい事だと思います。
　ホラーが好きで小説を読むことが好きならお勧めです。ただ本を読むより怖いこと請け合いです。

ネタばれかもしれん感想。

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