弟切草


 弟切草ネタばれです。ちょっと昔にやったので 覚えてないんでいつもながらあやふやです。
 一番思ったのは、双子のネーミングとして、奈美とナオミ(多分漢字だと直美だと思うが)って、珍しくないですかねえ。 偏見かもしれないんですが、双子の名前って字数とか揃えると思うんですよ。2文字と3文字ってめずらしいなーと。 その上弟が直樹君って、どっちかと言うと直美ちゃんと直樹君の方が双子っぽい名前。
 導入部分、色々ふざけたのもありますが、とりあえずあの崩れる人形、怖くてしょうがないので毎回いやでした。
 多重エンディングシステムがPSから投入されましたが、あったほうが面白いのもありますが、 あーこりゃ失敗だったなーってのもありますねえ。婿の点数つける奴なんかはかなりいまいちだと思わなくもないです。 逆に成功だなと思ったのはウエディングドレスのやつ。あれは怖くて、綺麗で良かったと思います。 すごく納得させられたのは、直樹の海編で、 実は公平が死んでいた、という奴。逆転の発想で、あーなるほどなーと思います。 そのあとじつは奈美も死んでて、あーある意味ハッピーかも知れないなあ、と思わなくもなかったです。

 じゃあシナリオごとに軽く感想をのべたいと思います。

 双子の呪い編。これが一番最初に見たエンディング。すごくシンプルですね。大体、みんなここから 入るんでしょうかね?ここから入ると分かりやすくていいと思います。その後の多重エンディングもシンプル。 まあ、じゃかじゃか人は死んでますが、とりあえず、これを見て基本的なことが理解できたので、ここから見れたのが 良かったなーと思いました。


 一番怖いと思ったのは、直樹の海編。やっぱり化け物より何より、人間が一番怖いですね。ナオミの狂気が たまらなくぞくぞくします。あと上にもいったとおり多重エンディングで奈美やら公平が、最初から死んでた、というエンディングも 怖かったけど、やっぱり何か心動かされるエンディングでしたね。そして、直樹の悲鳴が聞こえると言うのは このゲームの中で一番怖いエンディングなんじゃないでしょうか?


 弟は魚になって蘇らす編。奈美とナオミが仲が良くてちょっと幸せ。ナオミもすごくいい人だし。ゆっくり見てられますね。 このエンディング。


 シャドウ編。最後でハッピーとアンハッピーに別れるめずらしいエンディング。めずらしくミイラの正体は お母さんじゃなくてナオミだったり。これもナオミがいい人。


 ライラック編。おそらく一番綺麗なエンディングではないかと。最後弟切草がライラックになるエンディングなんかは かなり感動できます。そしてその後のウエディングドレス、悲しいけど最後のはハッピーになれて、これもいい感じではないかと。


 食欲の権化編。なんていうか、生首一家と混じるのはどうかと。途中で混ざるのはいいとして、日記読んでから また入れ替わるのは絶対おかしいですって。日記とエンディングちがうやーんって。個人的にはゴンゲーって鳴き声がぐっと。


 生首一家編。基本的には上と同じ。ただ、最後に生首の秘密を聞いて助かるあたりが、ちょっとトンチめいてて楽しいかと。


 シナリオでよかったのは、なんと行ってもやけど編。これはナオミがよかったなあ…。無茶無茶狂ってて 怖い。でもこれがナオミの真骨頂だと思わなくもないです。最後、多重でどんどん明かされてきますが わからないほうが怖くてよかったかもしれませんがね。やっぱり奈美だったり、ナオミだったり。分かりそうで、分からない 、ってのが怖いんだと思います。


 ピンク編。えっちでしたね。異様に色気があったと思います。ベットシーンより、人魂がからだをうにうにするあたりなんか 異様にえっち。個人的に、ライラック編と似てる…?ってイメージを受けました。


 ラストシナリオ。…なんかいまいちのラストでした。直樹の海編で似たようなことやってるし、もうちょっとがんばって欲しかったな、 と思いました。


 面白くて怖いくていいんですけど、やっぱり構造的に失敗してて惜しい作品ですよね。でも真の主役はナオミだと思います、 このゲーム。


弟切草の小説の感想


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