FF４ネタばれ

ファイナルファンタジー４

　ただひたすら懐かしかったです。とはいえ、ストーリーとかほとんど忘れてたので、新鮮さもありましたけれど。
　大昔、発売当初にやったとき、月に行く映像の美しさに驚いた覚えがあります。今見るとたいした事はないのですが、やっぱり感動物ですね。幻獣の町とかの美しさにも感動しましたが。SFCってすごい！って思ったものです。
　私の記憶がここらへんでぷっつり途切れてるのは、おそらく月の世界に行って、雑魚敵が強すぎて嫌になってやめたのだと推測されます。（でもバハムートに挑んで勝てなかった記憶はあるんだよ…フースーヤには会ってさえいなかったのに…順番が違うだろ、幼い日の私…）

　ストーリーを全体的に見ると、その壮大さに驚きますね。世界の次は地下世界…と思いきや月までいっちゃうわけですから。ついついドラクエと比べてしまいますが、これはFFならではの良いところだと思います。ドラクエに宇宙は似合わないような気がするし。
　キャラが結構ぼこすか死んじゃうわけですが、案外あっさり復活してくれるキャラも居て（でもしないキャラも居て）それが逆によかったなぁと。死ぬ必然のあるキャラが死んで、そうじゃないキャラはちゃんと救済されてたのが良かったと思います。

　欠点は…主要キャラの感情がこっちにあんまり伝わってこなかったなーと。特にセシル。なまじ感情があるだけに同調もできず…という意味ではちょっと消化不良ですね…まぁ、こういうゲームなんだと思えばいいわけですが。カインの感情が一番わかりやすくて良かったかなとは思います。
　キャラがころころ入れ替わっちゃうところも、ちょっとせわしなかったような気がします。魅力的なキャラたちでしたが。
　ところで納得いかないのですが、地上のクリスタル、闇のクリスタルはあれだけあつめてたのに、月のクリスタルは放置なんでしょうか？あそここそもぬけの空なんだから、なんとかしたらいいのに… 行く手段がなかったせいなんだろうか？

　「感動した！」とか言うのは残念ながらなかったのですが（現役でやってたらまた違ったかな…？）とはいえ、全体的にとても面白かったです。クリアした！という快感がありました。
　ただ、なんか巷の攻略サイトよりあっさりとクリアできたんですが…ラスボスの強さはイージーも普通のも一緒だよね…？レベル６０で、誰も死なずに倒せたのが、ちょっと意外でした…

　キャラ別レビュー。

　セシル：なに考えてるのか良く分からんキャラ。なんで最後に「にいさん」とか呼べるのか。なんで回りもそれを強要しようとするのか。スーフーヤに対してはそんなでもなかったのになぁ…
　あと、カインの気持ちもちょっと考えてやれ、な？ただ、この人本当にローザが好きだったのかよく読み取れませんでした。
　ラストバロン王になってたのが納得いかなーい。えー、王国ってそういうもんなの？月の民とか言っても孤児ですぜ？ローザだって結局庶民じゃないの？えー？という気持ちがなんかさ…
　個人的には暗黒騎士の方が使い勝手が良くて好きでした。『あんこく』楽チンなんですもん。あとパラディンになったときにグラフィックが、まるでアンジェのオリヴィエ様のように見えてたんですが…なんか髪の毛、あざやかじゃない？

　カイン：裏切ったり戻ってきたりなかなか忙しい人。とはいえ、基本的には操られてただけなんだろうなぁ、と思うとそう憎めない感じ。しかしよく、戻ってこられるなぁ、とは思いましたが(笑)私なら一緒に旅なんてできないよ…。隠れて援護するかな。
　ラスト、一番可愛そうな人ですね。救済女性キャラでもいれば良かったのですが。しかしあの結婚式、何年後なんだろう…？なんかすぐっぽかったですが、そうするとせっかちだな、セシル…
　ジャンプは役に立ったような立ってないような。とはいえ、攻撃力も防御力も強いので「あんまりMP使いたくないよ主義」の私には嬉しい限りでした。　

　ローザ：…なんか典型的なヒロインさん。個人的に好みでないので「なんでこの人を二人で取り合ってるのか？」という気持ちで一杯。カインに対してはものすごーく残酷なことやってると思うのですが…
　セシルに対してはなかなか積極的だったと思うのですが、そもそも恋人同士なのか違うのか…？シド公認だったようですが「暗黒騎士の僕と君とは…」とかセシル言ってるくらいだからそうでもないのかな…なんかもっとはっきりしたラブイベントが欲しかったなぁ…
　戦闘的にはそこそこ使えるキャラ。ただ矢がもったいなくて使えないのが貧乏性。最後はあまりまくってました。

　リディア：一番の萌えキャラです。可愛い可愛い。ビジュアルも好み好み。最初にやった時からそうでした。個人的にセシルとくっついて欲しいと思ってました、幼い頃の私は。さすがにやり直して見て「そりゃー、無理だろ…」と思いましたが。 …エッジには渡したくないかな…。
　感情的にも一番分かりやすい。最初はセシルを憎み、誤解がとけたら兄のように慕うっていうのは自然だよなーと思えましたし。大人になったのもびっくりです。また美人なのですよ、これが！
　ラスト幻獣の町にいたのはちょっとびっくり。…えーと、故郷には戻らないの？知り合いとか親戚とかいるんだろうに…？なんか幻獣たちにもてもてでしたが。
　戦闘では大活躍。一番早く攻撃できる配置にしておくと、雑魚敵が楽で良かったです。ただ、召喚はあんまり使いませんでしたけど。子供時代に白魔法が使えるのも良かったな。

　テラ：…あんまり偉い人って気がしない…仲間キャラで唯一死んじゃった人でしたが。強情なおじいちゃんって感じでしたね。
　戦闘は…MP少ないぞこらー…以上。

　ギルバード：へたれ王子…というほどではなく、かといってたくましいわけでもなく。ところで王子様が吟遊詩人なのは何故だろう？
　戦闘では意外に役に立ちました。竪琴効果が意外に効くんですよね。ただ何度「回復したいんじゃ、隠れんな！！」と怒鳴ったことか…やっぱりへたれかも。

　ヤン：せっかく恐妻家って設定があるんだから、もっと前面に出して欲しかったなー。あとこの人も王様になってびっくりした。…この世界の国家はこんなにいい加減なんですか。血とかそんなんは関係ないんですか、どうなんですか。
　なんか妖精に好かれてたんですが、そんな素質があったのか。何故なのか非常に気になります。
　戦闘ではかなりのお役立ちキャラ。けりで一斉攻撃できるのも嬉しかったです。

　パロム：…ステータス画面の可愛くなさはぴか一。「こんなに可愛くなかったっけー？」と思いましたもん。性格も可愛くなかったしなぁ。つい、ポロムをひいきしたりして。
　最終的にセシルを兄と慕ってたような描写がありましたが、まったくそんな風に感じなかったのですが。なんか唐突だった気が。
　戦闘ではお役立ち。MPも多いし、ふたりがけも便利でした。「つよがる」はイージーだからなかったけどね…

　ポロム：可愛い白魔法師。可愛かった。やな弟持つと大変だなぁ、というキャラ。こっちは兄と慕ってるのも素直に受け取れます。パロムとあわせて、最後石になっちゃったときは、ゲーム中一番じんわり来たシーン。… 切ないね、子供がっていうのはさ…
　戦闘でもお役立ち。ふたりがけも、白魔法も。攻撃力なかったけど。

　シド：シドってだけでなんとなく愛着が…というか「あれでまだ生きてるのかよ！！？」キャラ。いくらなんでも、飛空挺から飛び降りたら死ぬと思うわけですが。まぁいいんですが。なかなかお茶目なじじいでした。
　戦闘では可もなく不可もなく…専用武器が分かりやすくて良かったです。

　エッジ：憎めないキャラではありますが、こいつにリディアはわたさねぇ！という感じ。なんか途中でリディアラブっぽいこと言ってますが、いつどこで惚れたのか不明。唐突過ぎてついていけませんでした。ナンパなキャラという設定のわりにローザにはそうでもなかったような…
　最初は「すぐ死ぬ！役に立たない！」と思っていましたが、すばやさが抜群に良い事と、忍術のおかげで露払いとして非常にお役立ちでした。そこそこ攻撃力もあるしね。なかなか使い勝手のいいキャラだったなぁ。

　フースーヤ：セシルのおじさんらしいけど、それほどインパクトなくて残念。もっとこう盛り上げて欲しかったわけですが。
　結局ゴルベーザと心中…というわけではないですが、そっちに行っちゃったしなぁ…月の民の館空でいいの？クリスタルあるのに…ちょっと不思議。
　超お役立ちキャラ。まぁほとんどゲストキャラですしね。もうちょっと長く居て欲しかったですよ、うん。

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