ONE


 

 なんつーか、凄く好き嫌い分かれるゲームらしいです。私は好きですが。
 その理由は一つ。「永遠の世界」の解釈ですね。永遠の世界がなんなのか。それを理詰めで考えなければ 納得できない人間には結構辛いと思います。
 けれど、こうまでヒントがないっつーのは辛いですわ。私的にも。いや、永遠の世界はいいとして なんで迎えにくるのが「みずか」なの?そしてなぜ瑞佳クリアの際にもまったく 他と変わらないの?訳がわからん!うううー―――
 でもまあ、わたしはあまり気になりませんでした。だってこのゲームの主題は永遠の世界ではなく、「もう二度と あえない所に行ってしまう人間の恋愛」だと思いますので。その切なさを表現したかったんだなーと思いますので ぶっちゃけた話、どうでもいいんだろうなと。そう言う風に割り切っちゃえばいいと思いますけれど、できない 人には不向きでしょうね。一応ちゃんと理屈は考えてあるでしょうから、予測されてもいいんじゃないでしょうか?

 それはさておき、知らなかったのですが実はあのゲームには一つ仕掛けがあるそうで。
 実は女の子達との恋愛部分は「回想」の話だそうです。途中で入り込む、永遠の世界。あれが現在の 主人公で、永遠の世界にいながら、過去のことを回想しているらしいですね。…全然気が付かなかった…
 そう思いながらやるとより感動するらしいので、もう一度やってみたいなーと思ってはいます。

 ちなみに私の永遠の世界予想。
 実際ネットでも色々な説があるみたいですが、(実は精神が崩壊する事を意味しているとか) 私個人は、現実を拒否した人間を受け入れる実際にそういう世界があり、 誰かと約束する事によって道が一度繋がった。だけど瑞佳のおかげで(繋げたのも瑞佳の おかげですがね)行かずにすんだのが、今回開いてしまった。
 何故今開いたかというと、妹が死んでしまったときのショックを覚えていて、 大切な人を失われてしまうことを無意識に恐れた主人公が、 「そんな形で別れるのは嫌だ、ならばいっそ自分が消えてしまいたい」と思ったからではないかなーと。 で、本来ならばその世界に行った人間はまず「還ろうという意志」を本気で持つことはしない( 理性では思っていても心のそこから思えない)し、そのあまりにも平穏な世界の前に未練もなにもかも 忘れてしまうのだけれど(平穏っていうのはとても幸せなことだし、多分「みずか」がずっと 側にいることを考えると結構自分の思うままなのではないかと) 上にあるように過去をみずかと一緒に回想する事で本気で、「永遠でなくても、 例え一瞬でも大切な人との現実を共有したい」と思ったことで還ることが出来たんじゃないんですかね。

 まあ、これは個人の解釈ですから(最近やってないしね)実際どうだかわかりませんが、これくらいアバウトでもいいかなー と思ってます。大切なのはそこじゃないから。

 そういえば、賛否両論呼んでいる、「障害者」の話。この話には目の見えないキャラ、口の聞けないキャラが出てきます。 (知的障害者がいると言う説もある。)ある人は「あざとい」といいます。あるひとは「こういうのにそう言うキャラが でてくるのは感心しない」といいます。
 でも私はいいと思うのですよね。むしろ全てのゲームキャラがみんな健常者っていう方が私は嫌だわ。それに このゲームでその障害は全面に押し出された「キー」として使われているわけではないですし。目の見えない 人を好きになった苦しみ、とかでなく、好きな人が目が見えない、という書き方をしていて凄く好感が持てます。 それに浩平は障害を持った方との正しいふれあい方をしていると思うので、私的には凄くお勧めだったりします。

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