ONE


   ではではキャラ別に色々述べていきたいと思います。


 1.長森瑞佳。典型的な世話焼きヒロイン。少し可愛くて、他の男子に人気がある。TOHEARTと比較される 理由の一つでしょうね、多分。実際可愛いし、健気だし。浩平に何されても思ってくれてるし。(そこも似てるかも) でも「ずっと昔から浩平の事が好きだった」わけではないと思うのですよ、私は。 いくら世話焼きでも「浩平にはしっかりした子がお似合いなんじゃないか」と浩平の女の子の影がよぎるたびに言ってみたり しない、と思うのですが…
 もしかして今書いてて気が付いたんですが、浩平と同じ理屈か?進めても自分の側に いてくれるのをうれしく思うって言う… 個人的には告白されて、初めて「嬉しい」気持ちに気がついて、「浩平じゃないと駄目だ」と自覚したんじゃないかな、と思うんですが、 どないですか?(聞かれても困るでしょうけれど。)
 この二人の朝のやり取りも面白かったですねー。ってか受け狙いの為にベット下やらに入って眠れるっつーのも凄いと思うぞ。 変な性格。しかし瑞佳ちゃんどうやって部屋に入ってたんだろう?鍵、預かってたのか?クレープ一緒に食べに行く所も 可愛かった。
 で、ものすごく非難されているストーリーですが…すいません、私このとき、浩平にシンクロしてました。
 いや、私も好きな人いじめちゃう性質なのと、なによりも。他の人のシナリオの時に時々、「告白できる 権利」シナリオに当たるんですよね。んで、そのときに瑞佳に告白する、を選んだ事があるんですよ。で、 そのときに瑞佳はにっこりと笑って「そうだね、浩平が部屋をきっちり片付けてくれたらね」って言うんですけれど。 私はこの瑞佳が気に入ってたんですよ。うわ、いい感じっ!て。こう、笑える突込みをしてくれるところが いいなあと。
 だから瑞佳ルートに入った時も、こういう風に答えてくれるものだと期待してたんですよ。なのに、「 浩平がそういうならいいと思うよ。」って言われて正直期待はずれ、というか「あれ?」って感じだったんです。 だから本当にあの時の浩平の気持ちとシンクロしてたんです。もっともあのあとはやりすぎだろ、おい、と思いましたけれど そんなに「酷いー」とは思わなかったなあ。個人的には学校INクリスマスパーティーで瑞佳ファンにも関わらず、あの計画に 乗った男もどうかと思うのだが。いや、さすがにあれは酷いと思ったよ、私は。そのあとのお別れのシーンはちょっと哀しかったけど。 でも浩平の気持ちが凄くわかったので…。具合の悪い時にやってしまうのはどうかと思いましたけれど。
 そして、消えるシーン。凄く静かで、平穏で、幸せで、哀しくて。でも、忘れなくて良かったね、と。それは プレゼントのおかげで(ってかまともな名前にしといてよかったよ…)平穏でありながら凄く切なくて 良かったですね。
 でも結局みずか、がよく判りません。結局瑞佳ルートも他のルートも全然変わらないし。瑞佳ルートには特別な 何かがあるのかなーと思ってたのに。それだけは惜しいですね。


 2.七瀬留美。実は余り好きじゃないキャラ…ってか好みではないかな。遅刻しそうな時に道端でぶつかった 美少女が実は転校生!…こんなにありきたりな設定なのに、どうしてああなってしまうのでしょう?
 こう乱暴な子が乙女を目指す、って気持はとてもよく判るんですけれど。ってか、もしかしたら自分に似てるのか? 同族嫌悪?やだなあ…
 でも乙女目指すならああやってぶつかった時にこそ、発揮しなきゃいけないでしょう。ひどーい、どうしてそんなことするの? とか言って。詰めが甘いね。っふ。でも自分らしいのが一番だと思うけれど。
 で、シナリオですが…まず浩平がかばってくれるシーンはすごく惚れた理由がわかりやすかった。一緒にいて ハラハラするけど楽しくて、自分で何とかできる、そう思ったときにかばってくれるってすっごく嬉しいでしょう。ええ。
 で、実は瑞佳シナリオよりこっちのほうが「浩平酷いぞ!」って思ってました。いくらなんでも酷すぎるよう、 好きでもないCD聞かせたり、クリスマスにラーメン食べに言ったりさー。しかもキムチ。乙女目指してる事知ってるなら もうちったましなこと考えろよ。ってか乙女扱い、とは言わなくても女扱いしてやれよ。女だと思ってないだろ、 お前。って感じでした。独りだけ酷いエンディングがあるしねー。なんで七瀬ちゃんだけ?
 なんだかんだいって最後のひたすら待ってるシーンは凄く良かったと思います。しかしドレスなんてよく買えたよなあ。 まあ最近広告でドレス5000円で売ってるのを見かけるけどさ。しかし燕尾服もってなくてもしょうがないと思うよ、 七瀬。いいじゃん、スーツで我慢しとけよ、と思いますね。


 3.椎名繭。人気ないですねー。まあ選択肢によっては一度も出てこないって言うものあるんでしょうけれど。 あと微妙にロリコン要員のわりに、あまりつぼじゃないってせいですか?私は結構好きですけれど。みゅー、って可愛いし。  このこ知的障害者、って言われてますけれど、そうなんですか?私はそう思いませんでしたけど。むしろ 自閉症で少し幼い子、だと思いましたけれど。いや、知り合いにいるしね、特別学級に入ってた人。ってか、 知的障害者さんってあまり普通の人と変わらなかったりするからなあ。ゲームでは区別しにくいかもだ。 でも、エンディングで普通の友達と普通に生活してるんだから多分違うと思う。
 そういえば私この子中学2年生だと思ってたんですが、5年生と言う説もあるみたいですね。まあ中2でしょう。 あの制服はなんか中学生っぽいし、小学生だとしたらそんなたいして問題のない幼さだと思うもん。
 で、ストーリーですが、これも人気ない要因の一つかな。とりたてて感動する、とか印象に残るって言うストーリーじゃ ないんですよね。ただ、繭が人とふれあう為に頑張るという。個人的に瑞佳に余り優しくするな、という浩平が好きです。 だた、エンディングの日記は泣きました。ああ、判ってたんだな。全部判っててずっと好きで、それでも 頑張って生活を送って、友達ができて…って思うとぼろぼろ泣けてきましたね。うん、そうやって一歩一歩やればいいんだよ、 そう思いました。


 4.上月澪。口が聞けない女の子。でも演劇部で頑張ってる頑張りやさん。好きです。こう凄いインパクト、はないんですけれど じわじわじわって来る、そんな感じ。個人的にみさき先輩とお話?してる澪ちゃんが好きです。可愛い。
 ただ、頑張って何かを、自分を伝えようとしてる 健気な子。好きです。がんばったの。とかおいしいの、とか紙に書くのも楽しいですよねえ。 でもそんな感じでスケッチブック一枚使うのってもったいないと思うのですけれど。もっと小さく書けばいいのに。
 シナリオですが…主人公との約束。ずっと持ってたスケッチブック。待ってた時間―。切ないですね。明るい顔で、 変えてくれた主人公をずっと待ってた。すっごくいいですね。
 でも最初はああ、可愛いなー。って思ってただけなんですけれど、もう駄目だったのは、最後の笑顔。笑って、 辛くないはずないのに哀しいのに最後に笑ってさよなら。これが本当に哀しくて。貴方暗い場所苦手なはずなのに! って。ここで株が上がりましたねえ。
 しかしああいう場所でああいうことするのはどうかと思います、はい。


 5.里村茜。雨の朝。通学路の途中の空き地でずっといる物静かなクラスの女の子。一体何のために?という キャラクターです。あとワッフル好き(笑)このスタッフの食べ物に執着するキャラの元祖?あと「嫌です」キャラでもあります。
 好きです、この子。訳のわからない話かもしれませんけれど、個人的にKANONの美汐ちゃんを思い出しました。 美汐ちゃんの主役の話。いなくなってしまった人と同じ状況の人を好きに(KANONに出てくる 美汐ちゃんは違うけれど、もし美汐ちゃんが次に恋をするなら前と同じかもしれないな、と) なってしまった話、かなーと思いました。なんか彷彿させたんですが、変ですか?
 で、シナリオは…このゲームで一二を争う良さだと思います!永遠の世界、に行ってしまった過去の想い人。 それを忘れさせてくれた恋人も、また同じ道へとすすむ。誰も覚えていない世界で待つのはもう疲れた。 だからもう忘れる。そう言って別れる。そして背中合わせの別れ。涙ぐみながら渡すもの。昔の思い出。そして結局待ち続ける。
 無茶無茶辛いと思うんですよ。一回味わった辛さをもう一度味わう事。知ってるだけにね。だけど茜ちゃんは信じ続けて ただひたすら待つ。そして帰ってくる。もう涙涙でした。すっごくすっごく好きなシナリオです。


 6.川名みさき。目が見えない先輩。屋上で見えない夕焼けを見、人が分からないものを見る。私が最初に したのはこのキャラクターでした。さっき茜ちゃんを一二を争う、といいましたがもう独りはみさき先輩です。 どうでもいいけど美咲先輩、と書くとWHITEALBUMになりますね。
 私は気になってたんです。このゲームに障害者が出ると聞いて、どうしても作品中に聞いてみたい台詞があって。 それをあっさり出してくれて凄く嬉しかった。「どう接したらいいかわからない」「普通でいいと思うよ」。私の 学校にも何人かそう言う人がいて、その人たちとそれなりに仲良くやってましたけど、普通でいいと思うんですよね。本当に。 まあ、例えば映画に誘わない、とかそう言う気配りは必要ですけれど。だからそれを言ってくれて満足です。
 そういや、いくら昔散々遊んでマップが頭に入ってようが全盲の人が普通学校で授業を受けるのはほぼ不可能だと思う… しかも杖も無しで。だっていくら教室の構造が頭に入ってても机は動く、椅子は動く、そうするとつまづく。 廊下で生徒がふざけてても状況がわからないんだし。危ない事この上ないですよ。 他にも黒板の文字は読めないし、授業で見るビデオの内容もわからない。多分、雪見先輩がすっごく気を配ってくれてるんじゃないかな、 と思うんですけれど。そう言えば雪見先輩好きです、私。澪ちゃんにも凄く親切だったし。
 しかしみさきは外見と違ってすっごくぼけてるし、面白い人で可愛いです。いつも笑ってるし。逆にそうやって 笑っていられる事が強さの証明だと思うんですけれど。しかし いくらなんでもそんなに食べられないって。全然太くないのに。どうなってるんでしょ?
 シナリオは…もう、もう全てが感動と言うかなんというか。目が見えなくなって死にたいと思った事。 それが凄く何気ない一言で無くなった事。(だけど何気なさ過ぎて傷を癒すまでにはならないんだろうな)。忘れた 人々の中で唯一覚えてくれたみさき。(このゲームの中でずっと忘れないでいてくれるのは、そうなる事を 知っていた茜とみさきだけです。)何もできない時間の中で少しだけすごすかけがえのない先輩との時間。そして、 傷を開き、本当に癒すため、最後の手伝いをする為に外へ連れ出す。そこでタイムオーバー。消えてしまった事に きがつかないで誰もいないベンチに話すみさき…
 もうもうもう涙が出て出て出て!感動です!そしてそれでも待ち続けるみさき。そしてみさきは迎える。 自分の愛しい人を。
 よくもまあ、こんな悲しい話を思いついたなあ、と思えるくらい、いい話です。多分待ってた一年間、みさきも 色々苦労したんだと思います。住み慣れた場所を離れて、消えてしまった(だって状況もわからないんですよね、 消えてしまったってことも知らないんだから。多分雪見とかが覚えてない事ではじめて気が付くんでしょう。) それでも頑張ったって言うのが判る、素敵なエンディングだと思います。


 7.氷上シュン。私はクリアしてしばらくこの男の存在を知りませんでした。だって攻略チャートに書いてなかったんだもん。 でもいいなあ、こういうの。好きです「お前は今までの最短で俺と親友になった男だ」って。私は男同士の 友情好きなので、すっごく嬉しい。ストーリ的には永遠の世界の補完かな。どうでもいいけど エヴァのカヲル君思い出した人も多いはず。


 8.柚木詩子。…今気が付きましたけどもしかして「うたこ」って読むの?私はずっと「しいこ」だと信じてたんですけれど。 うーん、友達想いだなーと思うけれどいまいち好きになれなかったキャラだったりします。でも詩子のおかげで 救われた部分もあったんでしょうね、きっと。


 9.住井護。結構好きです。いいなあ、こういう男の子がクラスにいたら…多分気は会わなかったのではないかと 思うのですが。結構変な感じ知ってて侮れないんですよね。ってかこの漢字テスト難しいよ…おばかな主人公の 友人!って感じですね。ついでに髭の事。みさき先輩の卒業式。このまえ私服で学校行って髭に見つかったから 卒業式入れなかった、という場面がありましたが、クラスに繭が入ってもわからない先生が覚えてるわけ ないと思うんですけれど…とちょっと突っ込みいれました。しかし先生には不向きな人だと思います。


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