ではキャラ別レビューに参りたいと思います。 あとエンディングについて。

 1.新城沙織。初代ふきふきキャラ。なんつ〜か、一番人気みたいで、その気持ちは判るんですが、私は妙にむかつきました、はい。 このキャラって、三人の女の子の中で、一番関わり合いのないキャラなんですよね。 この事件に首を突っ込む理由がないです。
 私は前にも言った通り「平凡な日常万歳」の人なので、さおりんの気持ちがさっぱりわからない、って言うのも あるんですが、「怖いの嫌いなら首突っ込むなや」と思うんですよね、これが。
 屋上で、妖しげな人物を見かけ、祐介がさおりんに「あれ見て!」ていうシーンがありましたけど、 さおりんは怖がってみないし、動こうとしない。まあ普通の男性なら「怖がりで可愛い」と思うのかもしれませんが、 わたしゃ「お前実はグルなんじゃねーの?」って思いましたね。「邪魔する気ならついてくんなや」とも思った。 強引についてきたくせに邪魔すんじゃねえ。
 瑠璃子シナリオで瑞穂と沙織が兄に捕まって、やばい事してるシーン、瑞穂ちゃんは 友達思いで、こんな事になって可愛そう、と思いましたが、さおりんはねえ… 来るなっていったのに調子乗ってきたんだから自業自得じゃないか?と思いました、はい。

 一番最初に選んだのはこの子だったんですが…沙織さんバッドエンド、 通称悪夢のはさみエンドに行きました。確かにあれは怖いわ。 唯一意識を保ったまま、殺されるって言うのはめちゃ怖いと思いますよ。 ちなみにたいていの人がはさみエンドに行くのは「瑠璃子さんとの指きり」をしないためだと思うんですが、 私は違いました。だって「屋上に残る」という選択肢があるから何かしらイベントがあるのかなーと思って。
 じゃあ、どこで失敗したかと言うと…生徒会室の扉を正面から開けました(馬鹿)。だってー、 窓からのぞいて見つかることを考えてびくびくするよりはいいかなーと思ったんですけどー。
 ちなみにそのまま裏に行ったので、バレーボールがどういう風に使われるか想像が出来ませんでしたね。

 そしてハッピーエンドなんですが…あれもどうかと思うのね。けっきょく沙織何にもしてないじゃなん。 それで瑠璃子さんが出てきて終わりって…それで解決するならもっと早く出ればよかったじゃん。 瑠璃子さんイベントの方で「瑠璃子さんの力じゃ兄に適わないから、もっと強い電波を持つ人間を 探していた」って言うけどさ、祐介役に立ってないし、瑠璃子さんも力使ってない。兄は 瑠璃子さんの存在自体が怖かったんですからね。それに瑠璃子さんが既に許しているなら 、そしてこれから兄と一緒に生きていこうと思うならもっと早く出てこれば、生徒会の人間や 太田さんは犠牲にならないで済んだんじゃないですか?もっとも瑠璃子さんの人生が 犠牲になるわけですけど、それは瑠璃子さんHAPPY(TRUEではない)でも一緒だし。なんだかな、と思うわけです。 まあ、瑠璃子さんも怖かったんだと思うんですが…なんだか解せないエンディングです、はい。 まああの時、月夜に立った瑠璃子さんは綺麗だったと思いますが。
 最後の指切りも、けっきょく瑠璃子さんのこと、忘れてないし。瑠璃子さん思い出して切なくなるし。 結論は「狂気(=瑠璃子さん)よりも平凡な幸せ(=沙織)を選ぼう」なんですか?エンディングで けっきょく祐介がすきなのは誰ですか?そう思うと何とも言えないエンディングだと思います。


 2.藍原瑞穂。一番影が薄い。でもかわいそうな子。ちなみに一番最初にHAPPYを迎えた子ですね。
 ラブラブえっちがなくてちょっと可愛そうですね…胸触ったくらいか?でもそれも不可抗力だし… まあ友達の事で頭が一杯だったでしょうけど…けっきょくエンディング後に、この二人くっつくかな? どうでしょ?
 オルゴールは簡単でした、はい。でもけっきょく一番現実的(とりあえず社会の人間が納得行く手段) で解決してますよね…。ミズホゴメンネ…ミズホゴメンネ…はかなりいい感じでした。 瑞穂ちゃんの友情が電波に打ち勝ったんですよ!それは怖いの押してまで、友情を 守りたかった、って事で…可愛いです。
バットは…ふつーですね…取り立てて特出すべき点はなし。いじょお。


 3.月島瑠璃子。本命です!誰がなんと言おうとヒロインです。名前といい、性格といい、つぼです。 もっと髪の毛長いほうが好みですけど、それはそれでOKです。 電波な発言もいい感じ。可愛いです。「雨の日は地下にもぐると良く聞こえると思うの」とか。
 なんていうか唯一の味方があんな事になってしまってかわいそうな子。本当に肉親の情に飢えていただろうに… 夕焼けでにやり、と笑う瑠璃子さんが好きだなー。あと雫のバックでうずくまってる瑠璃子さん。かわいそうで、 可愛い。
 なんかお母さんのような愛で包んでくれるこの子が、本当に傷ついていると知ったとき、 なんとか事件を解決しよう、と思うんでしょうね…
 しかしどうして本当にこの子は電波を取得したんでしょう?もともとはまともな子だったから 生まれつき、って事はないと思うんですけれど。お兄さんとか?でもそうするなら 生徒会の子にも電波がないとおかしいし…ミステリーです。
 しかしさ、瑠璃子さん連れて行ったときの兄の反応さ…「 お前、瑠璃子としたんだな!僕もそうだったんだ!」って…いけしゃあしゃあと ばらすなよ、ちょっとは考えろよ、をい。
 あと適わなくなった時に瑠璃子さんの「祐介ちゃんには武器があるよ」って言うから 何かと思ったら、冒頭の妄想はこの伏線だったんですか!びっくり!なんか凄い…と思いました。ちょっと感動しました。
 この子のHAPPYは切ないですね…けっきょくお兄さんと心中したようなものですよね… やっぱりお兄さんのこと、凄く好きだったんでしょうね…唯一の肉親みたいなものですからね。 でも置いてけぼりの祐介くんはかわいそうかも。
 そして瑠璃子さんバッドエンド。通称トースターエンドは凄く怖かった。 大変なことを忘れていた…で「お、思い出したか?」と思いきや…最後の一言が凄く効いていますね…うわ、こええ。 自分がやった事、すっかり忘れて、本当にきっぱり忘れ去って 殺人を犯していく…多分毒電波のことも忘れてますね…この先どうなるんでしょう?
 このゲーム、実は男友達の家でやってたんですが(うちにパソコンがなかったので) 怖いと思うところが、私と、友達&友達の弟では違う点が面白かったです。
 私は最後の「トースターのコンセントが抜けているじゃないか」が一番怖かったですが、 友人とその弟君は祐介の頭の中で瑠璃子さんが振り向いて「違うよ、泣かせているのは 祐介ちゃんじゃないの」と言うところが一番怖かった、と言ってました。 でも、瑠璃子さんはすでに祐介の事許してたと思うし、あれは本当の瑠璃子さんじゃないんだから いいと思うんですけど…どうやら「好きな女の子にあんなことして拒絶されると言う事が怖い」 らしいです。うーん、やっぱり判らない。

 そしてTRUEエンド。…ああ良かった…としみじみ思いましたね。個人的には 兄は許されるべきではないとは思います。だけど、祐介は罪を 裁きに来たわけじゃないですからね。傍らにいる女の子の傷を癒したかっただけですからね。 兄の心の中に入った祐介の怒り、それでもなだめて「瑠璃子さんは既に許しているよ」 と、言って一緒に出てくること…凄くリアルだと思った。
 そして消したはずの記憶があって「…覚えてるよ、祐介ちゃんの事だもん」 あああ、よかったーーーー。うん、瑠璃子さん、これから一緒に生きていこうね!って凄く思えました。 ああ、嬉しい。そう思えたエンディングでした。


 4.太田香奈子。…私の周りの友達の中ではなんか一番人気だったような謎な人物。… いい子だったのに、厄介なのに惚れちゃったねえ…。とりあえず香奈子エンドの 香奈子は怖かったです。「私が願えば何でも叶うのよ」・・・って

 5.月島先輩。…名前出てきたっけ?覚えてないです。…この人もかわいそうっちゃ〜可哀想なんですけれど。 素直に瑠璃子さんにのみ、ぶつけとけや。「僕はこんな事したくなかったんだ!」とか言われてもねえ… あんた自分の叔父の事、言えないよ?立派な血筋だねえ…病院の院長と言う立派な 職につきながら、って言うあたりも似てるよ、あんたは。

 6.長瀬祐介。前半と後半でかなり違ってますよね、性格。改めてやったら「こんなやばい 性格だっけ!」ってめっちゃひきました、まじで。いや、怖い事怖いこと。 えっと、退屈って幸せな事なんですよー。あと人を殺しちゃいけないよー。
 後半、狂気に焦がれる人間が、女の子を守る為に、立派な男になっていく様子はとても好きです。 あと叔父さん最高ですー。長瀬初代だし。

 
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