初代6話7話


第6話 アベコベさかさまヘンなとこ

・実況

『前回のあらすじ』「僕、戦部ワタル。ヒミコやシバラク先生、龍神丸の協力で、第一階層のボス、 クルージングトムを倒し、創界山の第一階層に平和を取り戻すことができた。さあ、今度は第二階層だ!! はっきしいって、今日もおもしろかっこいいぜ!!」綺麗にクラマがいないのは なぜだ?

 タイトルコール。

 虹が一色だけ戻った創界山のアップ。虹に乗って第二階層に向かうワタル、ヒミコ、シバラク。第二階層の 入り口で、いきなり三人がさかさまになって落ちる。煙の中に入り、次に水の中、そしてそれを抜け、さかさまに なった世界の煙突から地面へ落ちる三人。さかさまになった煙突からは煙が出てます。「あれ?なんかヘンだな」と ワタルが世界を見ると、さかさまになった山が空に浮いてます。それに以外にも家や木といったすべての物が さかさまになってます。あとくじらが空飛んで、らくだが空を歩き、かばが横歩きしてます。(… さかさま?)「ヘンなの…クラマがいたら色々教えてくれるんだけどなぁ」とワタル。
 場所変わって、どくろ型の建物。中で赤黒いローブ?を着た敵。鎌持ってます。どうやらボス っぽい。「第一階層の虹が元に戻ってしまった そうだな」と敵が振り向く。敵の顔は真っ黒で見えません。後ろにクラマ。そのクラマに敵が、「ドアクダー 様は大変お怒りで、かならずワタル達をこの第二階層で倒せとのご命令だ」クラマが「真実の鏡を一刻も早く見つけ出して しまえばひとまず安心ってわけか」どうやら『真実の鏡』というのがキーアイテムらしい。 どうやらボスは部下たちに手当たり次第鏡を集めさせているし「ドクターサッカサマーには真実の鏡探知機を作らせている ところ」らしい……よくわからんものの探知機って…そりゃ無理だろ。そしてボス。 「元の姿に戻りたかったら役に立つことだな。ザンコック将軍がおっしゃってたぞ」という言葉に、クラマ険しい顔でつばを吐く。 「わかってるさ」
 場面戻って。ワタルたち。さかさまを町を歩く。すると女装した男の子が後ろ向けにあるいているのと、と 逆立ちであるく女の子発見。「こんにちは!」と挨拶される。意外と、礼儀正しいな 「あ、どーもどーも!き、君たち、なにやってるの?」というかなりぶしつけなワタルの質問に、男の子「皆、ドクター サッカサマーのせいなんだ。」女の子「この第二階層を支配するデス・ゴットの手下なの」
 突然、グルグルめがねの博士の顔アップ。いかにもドクターサッカサマー。いかにもな研究室で紫の薬品を調合してます。 そして「スイッチオン!」とスイッチをおすと、フラスコ型した建物爆発。きのこ雲いや、 死ぬだろ、これ。するとみょみょみょみょ、と波紋がひろがり、世界がさかさまになります。町の女の子 「その科学者がこの町でヘンてこな実験をはじめてから、男の人は後ろ向けになっちゃうし、女の子は逆立ちであるかないと ならなくなったの」らしい…逆立ちはつらいな。男の子「服だって僕はスカートだし、この デス・ゴッドが第二階層に来てから、このアベーコーベは天地が逆になってしまったんだ」ってことらしい。「へー、 困るだろうね」とワタルの良くわからん同情に、「困るなんてものじゃない。雨は逆に降るし、星は地面から空に 降る」と妙な訴え。
 そしてさかさまになった男の子のうちへ。完全に全部さかさまになってます。なんで花瓶が 普通にさかさま状態で置いてあるんだ…?で、男の子が唐突に水を飲みます。まず天井から吊るしたロープを のぼり、天井(元は床)に張り付いたテーブルをつたい、蛇口を向かう。ちなみに黒い下着が見えてます、 少年。(途中でEXマンがあえてその映像を逆転させて見せてくれますが、逆に見づらいだけだという…) コップを手に取り、蛇口から水を注ぐ、という…。ホースを使って直飲みすればいいのに。 あと、家具を全部元天井におけばいいのに。
 場面変わって、なんか顔がついた建物。さっきの博士の顔に似てます。そこにどくろ型した「スケルバット」登場。 どうやらデスゴットの魔神らしい。デスゴットとクラマ、その建物の中へ。中には大量の鏡。「ドクターサッカサマー。 真実の鏡探知機を見せてもらおう」とデスゴット。「あれか、あれはまだできておらん」とドクターサッカサマー。 怒るデスゴットに「まぁまて、まずは強力毛生え薬の実験じゃー」と言ってドクターサッカサマー、クラマに突然 スプレー。「ちょ、ちょっとまて、俺は毛生え薬なんて!!」とあせるクラマ。すると突然毛が抜けていくクラマ。 …ご愁傷様です。「薬を間違えたな」「じょーだんじゃないぜ、なんとかしろー!」 と怒鳴るクラマにドクターサッカサマー、別の薬をスプレー。するとクラマから突然針金のような毛が飛び出して、部屋を占拠。 人間バージョンでぜひ見たい(笑)「大成功じゃ!」とドクターサッカサマー大喜び。 しかしどうみても、鳥の毛じゃないんだが。
 なぜか戻ってるクラマ。ドクターサッカサマーが「次はこの玉じゃ!」と緑色のゴムボールみたいな玉を取り出す。 どうやらそれは「投げつけると中から凄い美女が出てくる」らしい。どうやって作ったんだ それ。「しかしこれは今夜のわしのお楽しみ」らしい。なら出すなよ。 「さて次は最高の自信作じゃ」ってことで登場したのは、どでかい魔神。しかしこの研究の 成果を律儀に見てる、デスゴットとクラマ、良い奴だなぁ。ごつい顔に手足がついた魔神。スパナ持ってます。 強そうな感じ。「フランケン」らしい。「力は十二万馬力、その上聞いて驚くなよ!なんと!!なんと!言葉を しゃべるのじゃー」とドクターサッカサマー。「なんと!」と身を乗り出すデスゴット。
 場面変わって、ドクターサッカサマーの住処の入り口にワタルたち登場。「ドクターサッカサマー!戦部ワタルが アベコーベ市の人たちを助けに来たぞ!!ここを開けろ!」と怒鳴るワタル。「ドクターサッカサマー。フランケンの腕を 試す良い相手が来たぞ」とデスゴット。「あんじゃあんな子供、フランケンが出るまでもない。押し売り撃退マシンが ひねりつぶしてくれるわ」とドクターサッカサマー。…あんたのところに、押し売りが来るのか?
 扉をあけようとするワタル。「だーめだめ。拙者が体当たりでぶち壊してくれるからまっとれ」とシバラク …正義って…なんだろうね…そしてはるか後方から走ってくるシバラク。体当たりする前に開く扉。ドクターサッカサマー 「またひっかかった」…何人もひっかかっとんのか、これ。「ほんとにワタルをやっつけられるのか?」 とのクラマの言葉に「あったりまえじゃい。わしにできんことはできんのじゃ」と自信満々?のドクターサッカサマー。 そしてドクターサッカサマーがスイッチを入れるとワタルの足元だけが開き、落ちていくワタル。気がつかない二人。
 ワタルが落ちたところは地下室みたいな場所。そこに登場する黒光りのなにかが、刃物を光らせて立っている…

 CM

 黒いロボット登場。なんつーかいかにも、侵入者撃退ロボットって感じのロボット。「す、すげえ、あれが押し売り撃退マシンかよ」 「フランケンよりこっちのほうが強そうではないか」と感心するクラマとデスゴット。むっとするドクターサッカサマー。 「何を抜かす!フランケンはしゃべるの!!」とデスゴットに食って掛かる。「大丈夫かね、この博士」と頭をかかえるクラマ。 その指摘は正しいと思う。
 ワタルがヘン玉ブルーをロボットに投げる。しかし弾かれるすげー…バトルゴリラより 強いよ…?そして切りつけてくるロボット。間一髪で避けるワタル。逃げるワタルにミサイルを売ってくるロボット。
 場面ちょっと変わって、ワタルを探すシバラクとヒミコ。「わーすごい!」とヒミコの歓声。その部屋にはめちゃくちゃ 鏡が積んであります。つーか、割っとけよ。「なんでこんなに鏡を集めておるのか」と シバラク。
 場面戻って。ロボットに切りかかるワタル。しかし硬くて弾かれる。ロボットから棒と刃物がでるのを、なんとか避ける。 ワタル様、かっこいい!!しかし弾き飛ばされ、ワタル、龍神丸を呼ぶ。しかし 勇者の剣からでた光が、天井で反射され、消える。「あの部屋はあらゆる電波思考波、エネルギー派を遮断してしまうのだ。 、なにも呼べはせんて」とドクターサッカサマー。
 案の定、来ない龍神丸。「おい!龍神丸!どうしちゃったんだよ!」というワタルにロボットが刀を振るい、ワタル めっためったにやられる。そして頭を打って気絶。
 そのワタルの意識の中?に龍神丸の声。「ワタル…ワタル…ワタル!!」「っは、龍神丸!」と目を覚ます(といっても ワタルの意識の中っぽいので、実際は気絶したまま)目の前に龍神丸の映像。「どうして呼んだのに来てくれないんだよ!」と ワタル。しかし、思考波を遮断するんじゃないのか?これは一種の思考波では? 「今はお前を助けに行くことができない。ワタル!1人で戦うのだ」と、さりげに見捨てた龍神丸の言葉。「できないよ!! あんなに強いんだ!龍神丸がいないと勝てないよ!!龍神丸が来ないならやんない!救世主なんてやめた!」とだだこね ワタルが頭についてる冠をむしりとって放り投げる。やんないって…やんなかったら死ぬだけじゃない? 「ワタル!!お前はそんないくじなしだったのか。」「だ、だって…」と怒る龍神丸から目をそらすワタル。 「創界山の人々を苦しみから解き放てるのはワタル、お前だけなんだぞ!ここでお前がくじければ創界山の虹は、二度と元には 戻らない。人々は永久にドアクダーの下で苦しまなければならないのだぞ!」という龍神丸の言葉に「僕が… 僕がやらなければ創界山の人たちは幸せにはなれないんだ…でも、どうすればいいのかわかんないよ!!」と ちょっと気をもちなおしたワタル。「勇気を持つのだ。どんな時にもくじけぬ心を持て!ワタル!」と根性論を吐いて消える 龍神丸。
 目を覚ますワタル。目の前にはロボット。どうやら一瞬だったらしい。飛び出したミサイルを飛び避けるワタル。そして 「もうお前なんかには負けない!僕は救世主、ワタルだ!!」と剣を構えるワタル。かっこいい… けど。あれでいいのかワタル。ミサイルを飛びのけ、ローラースケートを出すワタル。そして避けながら弱点である 探知機(だと思われる)赤いライトに目をつけそのままヘン玉ブルーをそこにぶつける!見事直撃。ドクターサッカサマー 達が覗いていた画面が砂嵐。どうやらカメラだったらしい。「まさかやられちまったんじゃ…」と皮肉を言うクラマに「クラマ、お前 見て来い」とデスゴット。ぶつぶつ言いながらクラマが「いばりやがって…」と部屋を出ようと扉をあけると、扉の向こうにシバラク。 「まずい!」と扉を閉めて隠れるクラマ。「んー?今クラマがいたいような…」とシバラク。 気づけよ!「おお!」と敵に気づくシバラク。「いつのまに!」とあせるデスゴット。しかし「お前がドクターサッカサマー か。」とデスゴットスルー。「あー!ここにも鏡がいっぱいあるよ!」とヒミコが叫ぶ。鏡の裏側にいるクラマの 百面相は見ものです。「ほんとじゃ、あの部屋といい、なんでこんなに鏡ばっかり集めとるのだ?」というシバラクに 「もしかしてお前たちも真実の鏡を探しておるのか!」とデスゴッド。お間抜けすぎる…そこが好きだ! 「真実の鏡?なんじゃそりゃ」というシバラクにあせるデスゴッド。「え…知らないの…?」って可愛いな、デスゴット。 「知られたからには死んでもらう!」と鎌で襲い掛かるデスゴッド。刀で対抗するシバラク。その横で「おっさん、真実の鏡 って何物だ?」とヒミコ「第二階層のどっかにあると言う鏡でな。それを太陽にかざせば第二階層の逆転現象を収まる」と普通に 教えてくれるドクターサッカサマー。「その鏡を探せば第二階層を元に戻せるのだな!それは良いことを聞いたぞ!」と デスゴッドとつばぜり合いしながら嬉しそうなシバラク。そして「ならば見せよう!野牛シバラク流、岩石通し!」と突くシバラク 。普通にデスゴッドの体に刺さる。体がささっても普通に笑うデスゴッド。「ふふふふふ、それで勝ったつもりか!」と刀を はじき、鎌を振り下ろすデスゴッド。
 と、その鎌にヘン玉ブルーがあたり、砕ける。そして何故か上から降ってくるワタル。 そして着地「戦部ワタル!ただいま参上!」と決め台詞。どっから来たんだろ?ワタル。 かっこいいけどさ。その後頭部をこずくシバラク。「こりゃワタル、どこいっとたんじゃ、ほんとにもー」 「僕だって大変だったんだから」と内輪争いしてるところに、デスゴッドの鎌がごすっと飛ぶ。
 そしてドクターサッカサマーの横でヒミコ、なんか機械から線を抜き、あげく適当なボタン達に体当たり。「 そのボタンを押してはならん!」という言葉はもちろん無視。って、逆効果だと思われ。 案の定、爆発する建物。すると何故かアベコーベ市の人たちが普通に歩けるようになる。(町は元には戻ってませんが)
 なんでか無傷でせきをするワタルたち。そこにフランケン登場。「よくもわしの研究所をぶっ壊してくれたなー!許さん」 とドクターサッカサマー。爆発するようなボタン、無造作においておく方が悪いわ。 そしてワタル、龍神丸召喚。魔神戦へ。

「ダサいマシンを出しおって」と高笑いするドクターサッカサマー。スパナ攻撃。龍神丸吹き飛ばされ、岩に当たって倒れる。 「一思いに叩き潰す前に驚かせてやろう。あの世の土産によーく聞いておけ。わしの世紀の大発明、言葉をしゃべる魔神、 フランケン、お前の声を創界山中に響かせるのだ!」という大仰な台詞にフランケンの言葉、「いらっしゃいませー」 ついでに手もみするフランケン。つーか、録音しといただけなんじゃ…
 すっこけるワタル。「どうしよう、龍神丸」「戦う気力をなくすやつだな…だがやつの パワーは今までの魔神とは違うぞ、油断するな!」と龍神丸の声。そしてその龍神丸の声に「なんじゃいまのは。 誰がしゃべったんじゃ?」と反応するドクターサッカサマー。「龍神丸がしゃべったんだよ!」と ワタル。めちゃめちゃショックを受けるドクターサッカサマー。「わしの今までの研究はなんだったの…」と 殻に閉じこもるドクターサッカサマー。しかし「あいつの内部を見てみたい!」ってことで復活。「いらっしゃいませー」 と突撃するフランケンに、龍神丸、とび蹴り。しかしその足を掴み、ぐるぐる回し、飛ばすフランケン。「フランケン、とどめの 武器じゃ」ってことで、フランケン、頭についてるねじをスパナでまわす。すると頭の後ろにどくろ出現。それが弓らしく、 矢が飛ぶ。「そうは行くか!」とすべて避ける龍神丸。「ワタル!よくあの矢の中に向かって行った!ワタルのパワーは 確実にあがっている。」つーことで一つ新しい技が使えるようになったらしい。名前は「龍牙拳」らしい。で、さっそく 使うワタル。肩の端っこについてる牙のようなのが飛び、がすっと傷をつける。そしてひるんだ隙に必殺登龍剣。 無事フランケンを倒す。ドクターサッカサマーが飛んでいく時に「美女の出る玉」を落とし、シバラクがそれをネコババ。
デスゴッド「思った以上の強さだ!」クラマ「やるかい?」の言葉にデスゴッド顔をそむけて「いや今日はばーさんの命日だから ダメ 」って、お茶目だなぁ…クラマ「なに考えてんだか」っつー台詞も良い味。
「やったぁ!」と龍神丸の中でガッツポーズワタル。「良くやったぞ、ワタル」と褒める龍神丸「龍神丸、僕もう弱音を 吐かないよ。きっと創界山の虹を、元の七色に変えてみせる」「そうだワタル!その勇気があれば、きっとできる!」と 龍神丸。虹を見つめてポーズ
 一方美女の玉を拾ったシバラク。1人でこっそり「どーか創界山一の美女がでますように」といってためらいなく 投げる。なぜ使い方を知ってるんだ…するとその玉が変化。なぜか怪獣が出てきて火を吐く、 というオチ。最後にヒミコが「ばんざーいばんざーい」で締め

『次回予告』(海外版には付いてません)

・感想

 改めて見てみると、デスゴッドがすっごい良い味出してるなー、好きだわー。 真実の鏡のことうっかり教えてる点とか、まじめなんだけどふざけてる、しかし灰汁が強いわけじゃない とめちゃめちゃ好みの敵キャラなんだか。 デスゴンゾールと時々間違ってごめん。  シナリオではやっぱりワタルが決意を新たにしたところでしょうかね?駄々こねてるワタルが凄く 新鮮です。ああ、やっぱり小学四年生なんだなーとしみじみ。今までが良い子過ぎたんだよなー。龍神丸との 絆も表現されて、良い感じですよ。

・今回の名(迷?)台詞
「いや今日はばーさんの命日だからダメ」(デスゴッド)
 大好きだ!!この台詞!!




第7話 オオカミ男はおマルがお好き!?

・実況

『前回のあらすじ』「第二階層は、あべこべの世界。元に戻すためには真実の鏡を手に入れなくちゃいけないんだ。 第二階層のボス、デスゴットもその鏡を必死に探してるから急がなくっちゃ!今のところ手がかりはないけど、 怪獣が飛び出すヘンな玉も手に入れたことだし、真実の鏡は絶対に僕が見つけ出してみせる!! はっきしいって、今日もおもしろかっこいいぜ!!」前回の怪獣の玉が 使い捨てでないところが、『ワタル』の良いところだと思います。

 タイトルコール。  

 唐突に、ワタルによって浦島太郎の説明がはじまる。配役はワタル=浦島太郎、亀=シバラク先生、乙姫=ヒミコ。 ワタル浦島かっこいいなぁ、ヒミコめちゃめちゃ可愛いし。ちなみに話的には亀を助けて、竜宮城に 行って楽しい時を過ごした、という所まで。で、「あちしも竜宮城行く!」とヒミコが主張するあたり、 何故か海岸でワタルが浦島太郎の話をヒミコにしていた、というシュチュエーションらしい。で、シバラク先生が 「竜宮城とはそんなに良いものではないのだぞ」と玉手箱の説明。ヒミコ「あはははは、面白いじゃん」 じゃ、じゃん…ヒミコが、じゃん…ごっつい違和感…そこに亀にいじめられてる子供発見。シバラク:「なんとタイムリーな」 ワタル:「でもこれじゃ、浦島太郎の話と反対だよ」ヒミコ:「ワタルの嘘つき!」 いいからとっとと助けてやれよ!シバラク先生、「めったにないチャンスであるぞ!いざ竜宮城 へ!」それも違う…ってなわけで、シバラク先生が子供を助ける。さりげに竜宮城の 招待を強要するシバラク。ただの子供に無理だって。
 場面変わって子供の村へ。そこでは人が働き、牛が見張る。人が牛車を引き、牛が乗るという逆転現象。「竜宮城へ 行くより驚きだぜ…」と影で見守るワタル。だから助けてやれって。で、子供の父親曰く、 ”前にこの村にでっかい狼みたいな魔神がやってきて、暴れまわった。そしてそいつが遠吠えをすると村中の動物が 人に襲い掛かるようになった”らしい。その狼魔神は近くの山に住む「ゼロニモ」という狼男が乗っているらしい。 山って言ってもさかさまなんですけどね(笑)
 場面変わって、その山の中。鞠突きをするインディアンの男。「あんたがったどっこさ、死後さ 死後どこさ  血の池さ 血の池どこさ」という不気味な歌を歌いながら笑っている男がどうやらゼロニモらしい。そこに デスゴッド登場。ゼロニモ、ほえて狼式の挨拶。どうやら母親が狼らしい。 真実の鏡はどうした、というデスゴッドに泣いて「ゼロニモ探してる。みつからない」というゼロニモ 可愛い。デスゴッドが「引き続き探すのだ!こんなもんであそんどらんと!」と 鞠を鎌でぶった切る。すると泣いていたゼロニモ、凶暴化。わかりやすいな(笑) 「いかん、忘れ取った」とあせるデスゴッドにゼロニモ、樹をぶつける。逃げるデスゴッド。するとゼロニモの後ろに 最初に出た亀登場。身振り手振りでシバラクに子供いじめを邪魔されたことを解説。「おまえたちいじめたやつ、ゼロニモ 許さない!」
 場面変わって。子供の村。なんか家とかが丸い村。そして家の中でボールや時計やらに埋もれて遊ぶヒミコ。村の大人たちは 「今日は饅頭でも持っていくか?」「饅頭よりタイヤがいいぞ」「ボールの方が良いにきまっとる」と話している。 丸いクッションに座っているシバラクとワタル。「なんのことですか?」というワタルに「ゼロニモへの貢物 だよ。何故か満月の夜が過ぎると、ゼロニモは凶暴になってね。それを治めるために貢物をするんだ」と説明。 方にも丸いものをつけてる村人。「真実の鏡も大切だけどまず、この村もなんとかしなくっちゃ」と張り切るワタル。 かっこつけて「義を見てせざるは勇なきなり」と言うシバラク。あんた、さっき 乙姫目当てに人助けとったやんかー。そこに凄い爆音。ゼロニモの魔神「ムーンウルフ」が村に 攻め入ってきた音でした。狼の頭に手足がついた感じ。両手に半月型の剣を(ククリ?)を持ってます。おそらく 部下であろう、狼が村の人々を襲います。象も襲います。ちなみにこの村、窓もクッションも肩当ても丸いです。
 村を荒らしてるムーンウルフの前にワタル登場。「これ以上暴れまわると、僕が承知しないぞ!!」 とよくわからん決め台詞をいうと、冒頭に出てきた亀が身振り手振りでゼロニモに訴える。「お前ら、亀いじめた!」 「なにぃ、亀が子供をいじめておったのだ!」というシバラクの発言を無視して、暴れるのを再開するゼロニモ。 なぜワタルに攻撃しない?ワタルヘン玉ブルーで攻撃。と、おもいきや、象の 鼻がワタル達の体を持ち上げる。「たかいたかい!」と喜ぶヒミコに「おのれ!」と剣を取り出すシバラク。しかし ワタルが止める。「ダメだよ先生!動物たちは、あいつに操られてるだけだよ!」「わ、わかっとるわい」 部下にいなされるシバラク。まぁいつものことだけど。「動物、いじめたもののむくい!」と勝利の高笑いのゼロニモ。 どうせならそこで絞め殺しとけばいいのに。
 場面変わって森の中。犬(狼?)たちが、木の上に作られた牢を見張ってます。当然中にはワタルたち3人。「出せー」と 暴れるシバラクに、頭を抱えるワタル。「ゼロニモはたしか満月の夜がすぎると凶暴になるって言ってたよね。貢物が お饅頭にタイヤにボールか。」「まったくどういう趣味をしとるんだ?」「うーん、 なんかあるんだよなー」おまえら、あんなに丸い村で、まだ気がついてなかったんかいな! そこにのんきにねっころがって落書きするヒミコ。もしもし亀よの節で「わたしの好きなお饅頭♪どーなつ食べたい ピザ食べたい」と歌う。落書きされたピザの絵に、初めて気がつくワタル。…鈍いよ。「わかった!」って得意げに 言われても。でもまぁ「ゼロニモは丸いものを見るとおとなしくなるんだ!」つーことです。「ドーナツとピザと饅頭 の共通点はまるいってことじゃないか!」「そうか賢い!さすが拙者の弟子!」とワタルのあたまをうりうりするシバラク。 ほのぼの。で、ワタルが次の満月を尋ねると、「あと六つ寝たらだよ」とヒミコが 教えてくれる。見てた巻物はなんなんでしょ?「そんなに待ってはいられないな! とにかくここを出よう!」ってことで、ワタルのヘン玉ブルーで脱出。ヒミコのぺったん手裏剣で犬たちを 黙らせる。このあたり、かっこいい!腹がつっかえて出られないシバラク。が、まぁ なんとか抜け出す三人。
「ここまでくれば、もう大丈夫だろうな」というワタルの頭に蛙が乗っかります。うわぁぁ、と投げるワタル。 小学四年生の男子なんて、むしろ蛙大好きだと思うんですけど…そこに 上から山ほどの蛙が降ってきます。うぎゃぎゃぎゃぎゃ…鳥肌…ワタルの周りに 蛙が積もる積もる!体にもぺたぺた張り付きます。「うわぁぁぁぁぁーーーー」

 CM

「これじゃ、身動き取れないよ」と怯えるワタルの前に、今度は蛇登場。逃げる蛙たち。「どうなってるんだ?」と シバラクと顔を見合わせると、今度は蛇登場。びっくりするワタルとシバラク。 なんかワタル…都会っ子?でも龍神町って緑いっぱいだったよなぁ…ところでこの蛙、 なんで大量発生したんだろう?で、蛇の招待、実は ヒミコの忍法。新体操のリボンみたいに柄がついた縄が、蛇に変化してました。「忍法、縄操りの 術」とにっこり笑うヒミコ。そして縄で星やら犬やらの形を作ってみせるヒミコ。 さっきは縄自体が別物だったけどね…それを見て「これだ!」と声を上げるワタル。
 場面変わって。岩肌に彫られた狼のマークの扉。どうやらゼロニモの住処っぽい。そこにクラマ登場。ゼロニモもいます。 「なんでその時、ワタルたちをやっちまわなかったんだよ」と至極もっともな意見。「ゼロニモ、頭が 周らない」と鞠を持ったゼロニモが反省。呆れるクラマ。「いいか!俺があいつらをここにつれて来てやるから、 今度こそ絶対にやっつけるんだぞ!」とクラマ。クラマも抜けてます。閉じ込めてるんだから、 そのまま谷底に落とせば良いのに。「ゼロニモ、やる」と頷くゼロニモ。
 一方ワタルたちは90度切り立った崖(ただし木が大量に生えてる)を昇ってる最中です。「早くおいでよ」 とさくさく進むヒミコに「僕たちは忍者じゃないんだぞ!そんなに早く昇れるもんか!」と怒鳴り返すワタル。 「ワ、ワタルちゃん、ちょっとでいいから休ませて」と息を吐くシバラク。「何言ってるんだよ、先生。このままじゃ 日が暮れちゃうよ」でも、シバラクが落ちたら危ないと思うんですが。そこにクラマ 登場。逃げ出したこと知ってたんだろうか?「よーぉ先生方、大分苦労してるようじゃねーか。」「 クラマ、どこ行ってたんだよ!」「ゼロニモの居所を探してたのさ」というクラマの言葉に、納得するワタルたち。 で、まんまとゼロニモの居所に案内されるワタルたち。さっき出てきた岩の壁。「しかしこの扉をなんとか せねば」というシバラクに「そこのなぞなぞを答えるのさ」とクラマ。…何故なぞなぞ? 第一階層だけかと思いきや、第二階層まで…?しかも頭が弱いゼロニモの住処なのに… で「これは拙者の出番でござるな」と自信満々なシバラク。 でも一回もまともに答えてない。で問題は「豆腐屋さんの息子は男か女か?」 です。私は初見のとき、類似問題で答え知ってましたが、悩んだ人も多いかと。 「この豆腐屋さんっていうのがキーワードなんだよな」と 悩むシバラクに「懲りないんだから」と考える気もないワタル。その横で「息子は男に決まってるよ!」のヒミコの言葉に 扉が開く。「クラマ、これからどうしたらいい?」と振り向くが、クラマ消えてます。「あいつ、肝心な時に いなくなるんだから…」と頭を掻くワタル。ちょっとは疑おうよ。 そこに、ブリキントンが群れをなして登場。「お手並み拝見といくか」とクラマが夕暮れの木の上。 …気づこうよ、ワタル…木がさかさまだから、めっちゃ森視界がいいんだからさ…そういえば、ヒミコ、ちゃんと 刀持ってるんですよねぇ、初代では。使ってるの見たことないけど。で、「ようし、あれを使ってみよう」 ってことでワタルが取り出したのは、緑色の玉。前回のオチだった奴です。「タマンゴ!」とワタルが 叫ぶ。そこで解説、EXマン登場。前回の緑の玉の説明。で、「ワタル君はこれをタマンゴと名づけました。」 らしい。ワタル…ネーミングセンス悪すぎです…私に言われたくないだろうけど… で、「ゆけー、タマンゴ!」とヘン玉と同じ感じで投げつける。というか、使いまわし なんだろうか?で、ちょっとおかしな感じの怪獣、タマンゴ出現。「よぅし、やっちゃえ、タマンゴ!」 といつの間にか、言うことを聞くようにしつけてるワタル。その声に応えて、タマンゴ火を吐く。ブリキントン、 撃破。そこにゼロニモ登場。「お前ら、俺の部下いじめた!許さない!」敵の中では、 味方を仲間にする良い奴かもしれない。「それはこっちの台詞だ!罪のない村の人たちをいじめた報いを 受けろ!」とかっこよく決めるワタル。しかし「タマンゴ!いけー!」って… お前がやるんちゃうんかい!ポケモンブリーダーか!あんたは!!しかしタマンゴ、なぜか燃料切れ?で火が 出ない。でなにが逆鱗に触れたのか「ゼロニモ、怒った!」とぶちぎれるゼロニモ。 馬鹿にされてると感じたのか、動物(怪獣)の後ろで安全圏にいるワタルに怒ったのか。後者なら けっこう良い奴ではないか。で、タマンゴを持ち上げ、ワタルに投げつけるゼロニモ。 石斧持ってるのに使わないで、『ワタル』に投げつけるあたり、案外後者だったのか?多分前者 っぽく描かれてはいるんだけどね。で、ワタルが手を差し伸べて「戻れ!タマンゴ!」というとタマンゴが 緑色の玉に戻ります。で「今度は、僕が相手だ!」ってことでローラスケート出して突撃。そしてさっきの ヒミコの縄を取り出し、「忍法、縄操り!」ってことで丸を作ってみせる。 …別にわざわざ縄でせんでも、タマンゴとかヘン玉とか出して見せれば良いのでは…でも丸見ておとなしくなるはずなのに、 平気で丸い家、切ってたけどね。ミス?「だ、だめか…」と思いきや、おとなしくなるゼロニモ。「お、おのれ」 と言いながら笑顔のゼロニモがちょっとブキミ。「さすがワタル殿」いきなり殿呼ばわり するシバラク。「あちしが教えた忍法だよ」「さぁ、どうだ、ゼロニモ!」とちょっと調子にのったヒミコと ワタル。が、そのとたん、縄の調子がおかしくなって、四角になったり形が崩れたりしはじめました。手元を 「ど、どうなっちゃったんだよ、こ、壊れちゃったのかな」と手元を操作するワタル。 …その様子を見てると、忍法っつーよりただの機械仕掛けにしか見えんのだが。 で、ゼロニモ激怒。「ま、まずいや、完全に怒らせちゃった!」と逃げるワタル。 だからヘン玉を見せろと。「ゼロニモ怒った!本気でやつら倒す!」

 外に出ると夜でした。「せめて、今日が満月だったら」とみあげると、見事な三日月。あと 6日で満月なのに、なんで三日月なんだ…?半月くらいだと思うのだが…まぁ、創界山だからいいか。 で、ヒミコ「あちしが忍法で満月にするよ!」と頭に巻物乗せて主張。三日月をバックに、ムーンウルフ登場。最初に 登場したムーンウルフの耳がどがり、口が伸び、凶暴化していきます。「ここは拙者におまかせあれ」ってことで シバラク先生電話へ。さかさまの樹についてる電話なのに、電話はさかさまじゃないのね。 戦神丸登場。ムーンウルフと結構良い勝負する戦神丸。しかしジャンプ力が足りない戦神丸ピンチ!そのとたん「 判ったのだ!」と巻物を広げてヒミコが笑う。で「忍法、まん丸お月様!」つーことでヒミコ、狸に変化。「ぽんぽこ もこもこ〜」と歌い踊りながらお腹を叩くヒミコ。で、本当に満月になるあたりが凄い(笑)「あ、月が満ちてきた!」 って言うワタルの言い方が、なんか賢い。そのワタルの前に、ムーンウルフが立ちふさがる。ワタル余裕。「ゼロニモ、 あれを見ろ!」と満月を指し示すと、ゼロニモ弱体化。満月だと弱いんじゃなくて、 満月を見ると弱くなるのね。…室内戦を挑めよ。で、「しめた!」ってことで龍神丸召喚。 龍神丸呼ぶとき、必ず雲が出るんですが、満月は大丈夫なのか?(笑)

「お、おのれ龍神丸」と弱体化しながらも切りかかってくるムーンウルフ。丸い家を切ってた、 と言いましたが、丸いものを見ても、どうやら魔神では戦える様子。ただ弱くなるだけ、っぽいね。ミスじゃなかったか。
 で、満月を見て弱体化したムーンウルフですが、それでもかなりパワーがある様子。龍神丸と互角です。「よし、ワタル、 新しい武器を使ってみよう」と唐突に言う龍神丸。…前回龍牙拳使えるようになったばっかりだが。 龍神丸(コックピット)の角が光り、ワタルが「炎龍拳…」とつぶやき、ワタルがポーズを取って炎龍拳を放つ。 この炎龍拳の最後のベルトに腰をあてるポーズが、なんとも言えず、かっこ悪い… すると龍神丸のベルトから火の玉?が出てそれを投げつける龍神丸。同じポーズを 龍神丸がすると、それほどかっこ悪くないんだけど…なぜじゃ?炎龍拳を受けて倒れるムーンウルフ。 「あー、なんてざまだよ、まったく!しかたねえ、ちょっとだけ手助けしてやるか!」ってことでクラマ発進。踊り続けてる ヒミコの横に、饅頭投下。「俺の助けはここまでだぜ」ということで飛んでいくクラマ。で、ヒミコが饅頭食べ始めた せいで、月が欠けていきます。で、ゼロニモ凶暴化。「ま、また変身した!ヒミコ!」とワタルがヒミコを呼ぶが、 ヒミコ、饅頭を食べ続けてて無視。「ダメだ、あいつお饅頭に気を取られてる…」と諦めるワタル。 ヒミコの特質が良くわかってきたようです。そしてめっちゃ強くなったムーンウルフが襲ってきます。 飛ばされる龍神丸。「このままじゃ勝ち目がないよ!」というワタルに「ワタル!落ち着け!あいつの武器の形を 見てみろ!」と龍神丸。そんな周りくどい言い方せんと、教えてやれよ。ところで、 戦神丸はどこへ…?やられてはいないはずなのだが…?でも 「そうか、判ったぞ、龍神丸!」ということで、剣をおさめて仁王立ちする龍神丸。そして両手を掴み、半月型の 武器を二つ合わせて円にする。しかし、完全な円ではないのだが…いいのか?それで…? 悲鳴を上げるゼロニモ。「よし、いまだ、ワタル!」ということで必殺登龍剣。 剣を使ってる=両手を離してる=相手の武器が円じゃない、つーことで、やられた時は凶暴化した状態、っていうのが マメですな。飛び去っていくゼロニモ「インディアン、もちつかないー」でした。 インディアンだったのか…

 正常化した村。「また遊びに来てね」という村人に「うん、ドアクダーを倒したらきっとまた寄るよ」というワタル。 なんだか、ちょっと哀しいね。つーことで村を後にして、エンド。

『次回予告』(海外版には付いてません)

・感想

 今回の作画はとても可愛くてかっこよかったです。ワタルがかっこいい。可愛い。
 ある意味、昼に短期決戦すれば一番強い敵かもしれない。曲がりなりにもワタルを捕まえてるわけですし。
 部下を大切にする人だし、一応仁義はあるみたいだし、意外といいやつだ、ゼロニモ。 しかし円をを見るたびに悲鳴をあげるゼロニモ。「好き」なのか「嫌い」なのかどっちなのだ。
 ワタルが最初で最後に忍術を使った瞬間。そしてヒミコの何でも出来る忍法。あんたすごいよ、ヒミコ。 魔神なんかなくても、ヒミコ活躍してますねー。しみじみ。
 今までの点を含めても、まだキャラクターの発言が安定していないのをしみじみ感じます。 ヒミコの「じゃん」シバラクの「殿」とかワタルの後から見るといろいろおかしな点がありますからねー。

・今回の名(迷?)台詞
「豆腐屋さんの息子は男か女か?」(表のなぞなぞ)
 ワタルのかっこいい決め台詞にしようか悩みましたが、とりあえずなぞなぞで。







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