第五章 導かれし者たち(18)=神は我らが前に現る=


 真ん中の通路を通り、マスタードラゴンに 逢いに行く。…ポリゴンですか!神様!おっきい…さすが神様。「私はこの城を治めるマスタードラゴン。 竜の神と呼ばれているものだ。私はここにいて、全てを知ることが出来る。」よく情報量、パンクしないよね。 「お前達がなぜ、私に逢いに来たかも既にわかっている。しかしもはや、私にデスピサロという者の進化を 封じる事は出来ない」…今、もはやって言ったよな、「もはや」って!って事はもっと前なら止められたってことじゃないの? 何故止めなかった。もっと早く!「お前達が思っているほど私とて、全能ではないのだ。」全能だなんて、まったく思ってないよ。 仮に全能だとしても、何も実行しないなら、それは出来ないのと一緒なんだから。

 と、そこまで言ったとき、いきなり黒紫の波動が!!!結構びっくりするね、予想してたとはいえ。 そこに兵士がやってきた。「ご報告します!ただいま闇の世界の入り口から邪悪な波動が発せられ…」 「言わずとも良い、報告ご苦労、下がってよいぞ。」とマスタードラゴンが言った。まあ、ずべてを知ってるんだしねえ。 「おのれデスピサロめこの程度で天空城を、打ち落とせるとでも思ったか。それともカルアがここに来た事を知り、挑発してきたのか」 …全てを知ってるならデスピサロの事情も知ってそうなもんだかな。なんつーか、身内以外には容赦ない人というか、 あまり優しさが感じられないのですが。好感は持てません。「まあよい、ところで人間というものは不思議な ものだな。かよわき人間が思わぬ能力を発揮する事もある」…話題の変化がちょっと強引だと思う。 「私はそこにかけてみようと思う。」素直に自分には封じられないから、人間に任せるんでしょうが。お願いするのが 筋って者だと思いますけど。大体自分が止められない以上、既に死にに行くもんじゃないですか?案外、 罪人の子供を体よく殺そう、なんて思ってないでしょうね…(既に疑心暗鬼に駆られてます) 「天空人と人間の血をひきしカルアよ!そなたたちになら、進化した邪悪なものを倒せるやも知れぬ」 …でも、期待かけられるのはちょっと悪い気分ではないかもしれません。「そなたに私の持てる力を与えようぞ!」 経験値をもらった。凄そうにも思えるが、バトランドの王様にも出来る事だっけか、そういえば。そして天空の 剣が光りだした。「さあ、カルアよ、行くが良い!邪悪なものがあけた雲の穴から闇の世界の入り口へと向かうのだ! その剣がきっと役に立つであろう!」…だから、行くが良いって…全世界の神様とやらよ。お願いするのが筋じゃないの? 勇者は世界を救うのが当然だと思ってませんか?なんだか不憫な人だよね、カルア君。まあ、しかし 天空の剣が偽物じゃなくて、心底良かったと思うよ。
 なんか自分が世界征服たくらみたくなってきました。ピサロ君と手を組むっていうのはどうだろ。まあ、ぶーたれてても しょうがないや。村人や、お父さん、お母さん、なによりシンシアの敵、討ちたいしね。そして穴から飛び込んだ。

 そして予想通り、真ん中の島の、真ん中の洞窟に来ました。…攻略本にマップがない!(本当はあります。ただ気がつかなかったです。 このダンジョン、クリアするまで!)しょうがないんでトルネコの”宝のにおい”を大活躍させながら、進む事にしました。 まあ、なんもない床に不思議な木の実落ちてたんで、まあいいや。そして無事に突破できました。多分、不十分だと思うので、 後でまた探索するとしましょう。「地下に塔があるなんて、不思議な感じです…」とミネア。塔というより柱に近いような気もする。

 そしてまん前にほこらがあるので行ってみる。「ここは安全のようです、カルアさん」とミネアのおすみつきなので、これが噂に 聞く、希望のほこらでしょう。そして奥に進んだら、炎発見。ぽっと天空人に切り替わる。
「ここは希望のほこら。カルアよ、貴方が来るのをここでずっと待っていました。デスピサロは回りに結界をはり、そこで進化を 続けています。まずは結界をやぶることです。貴方達に神のご加護がありますように」と回復してくれる。をを! マスタードラゴンなんかより、ずーっと役に立つよ!しかもセーブまでしてくれた!なんていい人!でも、貴方誰? 勇者のお母さんかなあ?そうだとすると、やっぱりもう死んでるのかな?炎だし。なんか生きてるみたいな事、 いって多様な気もするが。しかしFC版ではロザリーじゃなかったっけ?いや、兄がやってるの、横で見てただけなんで、 よくわからないんですが。
 外に出る。「毒の沼地に溶岩の海。こんな所にいるから性格歪むんじゃない?デスピサロってさ」とマーニャ。まあ、一利なくもないね。 「美しい地下世界。私達の世界がこんな美しい所に繋がっていたなんて。あ、ごめんなさい、自分の世界に浸ってしまいました」… ミネア?いやまあ、どんなところにも美を見出すのはすばらしい事だよ、きっと。
 その後、取れていなかった光のドレスを取りに行き、デーモンスピリットに泣きながら、闇への洞窟でレベルを上げた。 あと、天空の塔での、図鑑埋めもしました。フレイムドックがなかなか出てきてくれないので苦労しました。 移民探しもしたな…イムルの地下牢に「ベホイミン」っていうベホイミスライムが捕まってました。 どうやら酔っ払ってるみたいです。出して、移民にすると牢見張りに怒られるけど、許してもらえます。 どうやらこれはイベントなんですかね。しかしベホイミンって、1章でホイミンが言ってた、酒飲みの友達の事だよな…
 そうこうしているうちにレベルも45になりましたし、そろそろ結界壊しに向かうとしましょうか。


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