第6章 その後の世界(4) 世界樹の上を歩いてみようか


   世界樹の木の根元にきました。「あら?空気が違う…判ります。世界樹で何かがおきている。そう、とても大切な 何かが…」とミネア。大切な、何からしいです。「鶏野郎たちが言ってたいいことがある場所って確かここよね? あいつら嘘だったらとっちめてやるんだから!」とマーニャ。いいけどさ、「鶏野郎」って、なんか別の意味があるので使い方に 注意だと思いますが、マーニャさん。「私、卵はどっちかっていうとしっかり焼いたのの方が好みだわ。 でも鶏はゆっくりふっくら焼いたのの方がおいしいと思うのよ」…アリーナさん、まったく関係ありませんね。でも私的には 卵は半熟が好きです。
 で、世界樹の上に登っていきます。やっぱりここ、いっぱい歩かないといけないからあまり好きじゃないわ…。 「感じます、聖なる力と芳しい香りを。この世界樹でなにが…?」とミネア。何がって…あんた聞いてなかったんですか? 「千年に一度しか見られないお花見なんて凄いわ!私たち、運がいいわね」ほら、アリーナだって知ってるんですが。 「ほんといい香り!エンドール製の香水だってこうはいかないわ!これならきっと花も綺麗なはずよ!早く見にいきましょう!」 とマーニャ。エンドール製の香水が高級品なようですね。でもあそこ、あんまり花なかったよなあ。いいけど。
 そして頂上に登る。花、探さないと。多分天空の剣があったのと同じ場所かなー。「世界樹の花を、もし誰かの為に使うなら… 難しい問題ですね…」とミネア。…それはそう思う。このゲームの根底をなす問題だと、そう思います。うろうろする。 予想を外れて天空の剣があった場所にはありませんでしたが、世界樹の花を見つけました。うーん、 白色だとばっかり思っていたので紫という色に、ちょっとびっくり。しかも異様におっきいし。「すごい!すごいわ! こんな綺麗な花、みたことない!見てるだけで幸せになってきちゃう。ほんと、綺麗よねー」とマーニャ。 ここまで喜んでくれると嬉しいですねえ。可愛い。「世界樹の花にしてはずいぶんちっちゃかったわね。 でも、そこそこ綺麗だったから、ま、いっか」結構厳しい意見ですね、アリーナ。お姫様だからか?でもこれ、 人物のドット絵の5倍くらいありそうな大きさなんですけど?十分大きいよ。ラフレシアみたい。 で、近寄って花を拾う。「世界樹の花を手に入れた!」…ところでこれ、どうやって持ち運ぶんだろう。 しかも墓標に備えるの?こんなどでかいの?

 とりあえずコーミズ村に向かう。そしてエドガンのお墓に備えてみる…何も起こらず。…っち。 続いて山奥の村に行き、花畑で使ってみる…何も起こらず。むう、不公平だと思わなくもないです。まあしゃーないか。 こういうエンディング、あってもいいと思いますけどね。しょうがないんでちょっと不本意ながらも、ロザリーヒルに向かいます。

 とりあえず、墓標に向かいます。モンスターは泣いてますね。「…言葉も出ないわ…」というマーニャの気持ちは、凄くよくわかります。 そして花を供えてみる。するといきなり周りが光だし、空から光が降りてきてその中にロザリーがいました。…なんかエンディングの シンシアみたいだな。ちょっと似てるかも。「…これは…?それは世界樹の花…?では貴方達が私の御霊を呼び戻してくださったのですね」 ロザリーさん、御霊というのは尊敬語だと思うので、普通自分の物には使いませんが。多分。近くのモンスターが 「うおんうおん、ロザリーちゃんが生き返ったー」と喜んでます。「人間の手で再びこの世に 生を与えられるとは思っても見ませんでした。心正しき人間もいる…私が信じていたとおりです。 いけない…ここで喜んでいる場合ではありませんでした。ピサロ様を…ピサロ様の野望を止めなければ世界は滅んでしまうのです。 けれど世界樹の花を手に入れることができた貴方達になら、もしかしたらピサロ様の野望を止める事ができるかもしれません。 お願いです。私をピサロ様の元へお連れください!そしてもしも私が、ピサロ様…いえ、デスピサロを止める事ができなかったら… そのときは貴方達にデスピサロを亡き者として欲しいのです。時間がありません、さあ、お急ぎください。」そしてロザリーが 仲間に加わった。…しかし、強引だね。私ら、YESと言ってないんですが。恋する乙女は強いんですね。

 ロザリーヒルの人たちに挨拶していく。「世界樹の花の奇跡が見られるなんて!」と喜ぶ人や、「 ロザリー、生き返ったのかね。これからは魔族だ、人間だ、と考えるのは止めようかね」といった人などがいる。 …ここにいる人はいい人たちだなあ。ほんわか。犬に話し掛ける「気をつけて!ロザリーちゃん!人間がいるよ!」 「ごめんなさい!あの子も悪気があるわけじゃないんです!」というロザリーのフォローもわからなくもないが…いいけどね。
 塔に登ってスライムに逢いに行く。ぷるぷる、僕聞いちゃったんだ。ピサロ様、ロザリーちゃんのお墓に一人でこう行ってたんだ。 『二人で暮らす約束は生まれ変わって必ず果たす』って。ピサロ様、死ぬ気なのかな…」一応ちゃんと聞いてたんですね、 ロザリーの遺言。でもロザリーがして欲しかったのはそうじゃないかと思いますが。「生きているって本当にすばらしい事だと思います。 逢いたい人に逢える、ただそれだけの事が、どんなに尊いか…」究極の至言だと思います。これはほんとーにそう思います。

 外に出るといきなり「グゴゴンゴン」とドランが話してきました。「なんですって?」とロザリーが通訳してきました。 …なんで判るの?「グゴゴンゴンゴン」「ええ、わかりました」そうしてドランは大急ぎでどこかに行ってしまった。 「ドランさんは世界樹の花のことを天空の人々に伝えにいかれるです。それが天空のしきたりなのでしょうか。 さあ、私たちも急ぎましょう」とロザリーが教えてくれました。いいけど、ロザリーに許可を取るのではなく、 うちらにとって欲しかったです。まあ、いいか。じゃあ行くとしましょうかねえ。

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