中編というよりは短編集、「花鳥風月」をお送りいたしました。4編ともお楽しみいただけましたでしょうか? この作品は構成を決めて、ちまちまちまちま書いていった物だったりします。作品の表現にばらつきが あるかもしれませんが、どうかご了承のほどを…

 この作品を生み出すきっかけはかなりささやかなものでした。それは…
 …蒼夢は、花鳥風月という言葉の意味を知らなかったのです…(げふげふ)言葉自体は知っていたのですが、 それが「年を取ることによって花→鳥→風→月と好みが変わってくる」という意味だと知ったのはつい最近でして。 なんとなく心引かれてこの作品を作ってみようと思いました。個人的には月よりも風のほうが より「通」な気がするんですが…まぁ、それはともかく。
 …ゆえに、この作品はテーマに合うのを当てはめていったのではなく、花から順番に、ヒロインの 年齢順です(笑)うちのシンシア、エルフなんですごい年齢ですから。(おそらく何百年?)風とか 本編とテーマがかぶって苦労しました。もっとも、作品によって時がバラバラなので、作品の 実年齢では「鳥」の話のミネアより「花」の話のアリーナの方が年上かもしれません。シンシアの 圧倒的年齢差にはかわらないですが。

 お話的に「星の導くその先へ」の1年から5年くらいの話でしょうか。はっきりとは決めていないのですが、 なんとなく頭に描いていたその後を書くのは非常に楽しく書かせていただきました。本編で苦労した みんなが幸せになっているその様子を書いていて私もなんとなく幸せになっていました。

 皆様も幸せになってくだされば、これ幸いです。どうも4編もご覧下さり、ありがとうございました。


       


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